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昨年と同じ時期に行われることになった今回の総裁選は、 三つ巴の一角である野中陣営が早々と姿を消した。 しかし、もう一人のキングメーカーである小泉は違った。 「造反組」を入閣させた福田の裏切りに対する怨念は、 親分・森の反対を押し切ってでも、 独自候補擁立へと彼を駆り立てたのだ。 そうして出てきたのが「小池百合子」だった。 野中が撤退した結果、今回の総裁選は、 「麻生vs小池」即ち「麻生vs小泉」の一騎打ち になると見られていた。 しかし、ここで思わぬ「伏兵」が登場した。 この「伏兵」こそが、 麻生の「盟友」であるはずの「与謝野馨」だった。 2人は、去る5月に「共同提言」を発表したばかりだった。 さらに、無派閥である与謝野に2度も活躍の場を与えたのは 他ならぬ麻生だった。 【参考】麻生、与謝野氏が共同提言 「ポスト福田」で憶測も(080508:共同) http://www.47news.jp/CN/200805/CN2008050801000843.html 与謝野にとって、麻生は「恩人」であるはずだった。 だから「応援」こそすれ、対抗馬になって「敵対」するような 関係ではなかったはずだ。 それなのに、与謝野は総裁選への出馬を断行した。 なぜ、与謝野は麻生への恩を仇で返すような行動を 取るに到ったのでしょうか。 (今回も演出上の都合により、敬称略とさせて頂きます。) ご訪問頂きありがとうございます。 当ブログは下記ランキングサイトに参加しています。 あなたの清き一票をよろしくお願いします!! ![]() ![]() 【お知らせ】 「ニュースウォッチ」はメルマガに移行させて頂きました。 こちらも是非ご購読よろしくお願いいたします。 よろしければ下のバナーをクリック頂き登録画面にお進み下さい。 ★また、当ブログは「解析」ブログであり、 思想信条を世に問う「評論」ブログではありません。 宜しければこちらをご一読頂き、 趣旨をご理解頂いた上でご利用下さいますようお願い致します★ ↑過去記事をご覧頂ける方は、こちらをクリックして下さい。 <2日の時点では明確に出馬を否定していた> 前回見たように、 与謝野は当初自身の立候補の可能性を否定していた。 少なくとも「9月2日」の時点では考えていなかった。 【参考】総裁選出馬を否定=麻生氏は立派な候補−与謝野経財相(080902:時事) http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080902-00000055-jij-pol 与謝野馨経済財政担当相は2日の閣議後記者会見で、自民党総裁選への出馬について「一度も考えたことはない」と否定した。その上で、出馬に意欲を示す麻生太郎幹事長を「立派な総裁としての資格を持った候補者だと思う」と評価した。 それが、2日後の「9月4日」に突如出馬を表明した。 【参考】与謝野氏も出馬 石原、小池両氏の推薦人確保が焦点に(080904:産経) http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/080904/stt0809041214003-n1.htm 与謝野氏は4日昼、都内で中曽根康弘元首相と面会し、出馬の意向を伝えた。面会後、与謝野氏は記者団の「総裁選に出馬することを中曽根氏に伝えたのか」との質問に対し「もちろん」と答え、事実上の出馬宣言を行った。 出馬の意思を中曽根に伝えたのが「4日昼」ということは、 「3日までには出馬の決意を固めていた」 ということが考えられる。 そして、「2日」には出馬の意思がなかったということは、 「与謝野が出馬の決意をしたのは 9月3日だった可能性が高い」 ことが言えるわけだ。 ということは、「9月3日」に彼に出馬を決意させる 「何か」があったということが考えられるのですが、 では、その「何か」とは一体何だったのでしょうか。 (今回の敬称略で行かせて頂いております) 最近本読んでますか? <「空白の一日」に起こった出来事> 福田が辞任を表明した直後の2日。 今度こそ後継は麻生で間違いないかと思われた。 前回野中の支持の元に 「麻生包囲網」形成に携わった森が、 いち早く麻生への支持を表明していたからだ。 【参考】森氏「ポスト福田は麻生氏」 禅譲説再燃か(080817:共同) http://www.47news.jp/CN/200808/CN2008081701000471.html 自民党の森喜朗元首相は17日のテレビ朝日番組で、福田康夫首相の後継について「党内でも『次はぜひ麻生太郎幹事長に』という気持ちの方は多い。私もそう思っている」と述べ、麻生氏がふさわしいとの考えを明言した。 従って、色々外野の動きは喧しかったが、 注目は、もう一人のキングメーカーである 小泉の動き一点に絞られた。 先の森の発言は、 小泉の動きを事前に封じ込める意味合いがあるものと思われた。 しかし、その森の制止を振り切って小泉は動いた。 裏切られた福田への怨念から、 今回は小池擁立を譲らなかったのだ。 【参考】森氏「小池氏擁立は問題」 中川氏にくぎ(080904:日経) http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20080904AT3S0303Z03092008.html 自民党の森喜朗元首相は3日、次期総裁選で町村派の小池百合子元防衛相の擁立の動きを見せる中川秀直元幹事長について「(同派)代表世話人の立場で(小池氏を)引っ張り出すのはやや問題がある」とくぎを刺した。都内で記者団に語った。 「小池擁立」が事実上確定したのは 小泉が森の制止を振り切った「9月3日」。 与謝野が否定から一転出馬を決意する間の 「空白の一日」に起こった出来事はこれだった。 しかし、これが彼の出馬とどういう関係があるのだろうか。 (今回も敬称略ですよ) <出馬直後に見せた与謝野の「変節」> 2日前の態度を一変し、 総裁選への出馬を表明した与謝野だったが、 出馬表明直後、突如こんな発言をし始めた。 【参考】日本経済を悲観的にみるのは間違い=与謝野担当相(080905:ロイター) http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-33605220080905 立候補を表明している麻生太郎自民党幹事長が財政積極論者であることに関しては論評を避けたが、「小泉改革の本質は非ケインジアンであって、非ケインジアンの考え方が小泉内閣が残した最大の構造改革で、最大の功績と考える」と述べ、暗に批判した。 何と、頼まれもしないのに、 いきなり小泉を称えだしたのだ。 小泉路線を継承すると言われている「上げ潮派」と 真っ向から対立していた人物であっただけに、 この突如の小泉礼賛発言は、周囲に少なからぬ驚きを与えた。 【参考】孤立する上げ潮派 財政再建派と出動派が包囲網(080819:フジサンケイビジネスアイ) http://www.business-i.jp/news/top-page/topic/200808190009o.nwc 実際、小泉純一郎政権が進めた改革路線の継承者を自任する中川氏には大逆風が吹き付けている。 さらに、政権構想においては 麻生との立場の違いを鮮明にする姿勢を見せた。 【参考】麻生、与謝野両氏の政権構想明らかに…財政運営の違い鮮明 http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080907-OYT1T00679.htm 麻生氏は「日本経済は全治3年」と位置づけ、今後3年間は景気対策のための積極的な財政出動を辞さない姿勢を明確にした。与謝野氏は「財政規律路線を堅持」と明記、消費税の社会保障目的税化を掲げ、今後3年間で消費税率引き上げを含む税制抜本改革に取り組むとして、財政運営で麻生氏との違いを鮮明にした。 まるで数ヶ月前に麻生と「共同提言」したことなど 忘れてしまったかのような「変節」ぶりだった。 この与謝野の「変節」は一体どういうことなのだろうか。 (今回も敬称略ですからね) <「差」がないにも関わらず、麻生への対決姿勢を鮮明にした> 実は、 与謝野と麻生の経済政策には大した違いはない。 麻生は「積極財政派」と言われているが、 その表現は必ずしも正確ではない。 【参考】公明、「選挙の顔」麻生氏評価 積極財政路線に期待(080903:日経) http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20080903AT3S0202702092008.html なぜなら、消費税増税による「社会目的税化」を 兼ねてから提唱しているからだ。 ただ今は景気が悪いから増税としてはタイミングが悪いと 言っているだけだ。 【参考】全額税方式(200803:麻生太郎公式ウェブサイト) http://www.aso-taro.jp/lecture/kama/2008_3.html そこで提案なんですが、この際思い切って基礎年金は「全額税方式」に切り替えませんか。なぜなら年金制度に対する不信感から国民年金の納付率は5〜6割程度になっていて、国民皆保険という謳い文句は現実離れしています。また制度発足当初は勤労者7、8人で高齢者1人の面倒をみる予定だったんですが、今は少子高齢化。この先は2、3人で1人の面倒・・・となります。現行制度の大前提が崩れるんですから、この制度が先行きもたなくなるのは時間の問題と思われます。 そして、この 「福祉目的税化した上での消費税増税」 については、 実は与謝野も全く同じ主張をしているのだ。 【参考】自民総裁選:消費税の「社会保障税化」を主張…与謝野氏(080907:毎日) http://mainichi.jp/select/biz/news/20080907k0000m010124000c.html 与謝野氏は今後3年間で所得税、法人税など税制の抜本改革に取り組み、その一環として消費税を年金などの財源に充てる目的税「社会保障税」に改め、税率引き上げの段階的実施を訴える。 また、一方の与謝野も「財政再建派」 と言われているが、これも必ずしも正しくない。 財政規律は維持すべきだと考えているが、 財政出動を否定しているわけではない。 事実、先の福田改造内閣において、 真水一兆円の総合経済対策をまとめた張本人は ほかならぬ与謝野その人だからだ。 【参考】経済対策財源、赤字国債も=首相発言は願望−与謝野経財相(080826:時事) http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2008082600371 与謝野馨経済担当相は26日、総合経済対策の財源に関し、「赤字国債を避けるのは財政再建を願う者の当然の考え方」としながらも、「最終的には何に金を使うか。借金をしてまでやるべきことがあるかで決まる」と述べ、赤字国債の発行も状況によってはあり得るとの考えをにじませた。 与謝野もタイミングを見計らうべきだと考えている。 つまり、両者とも「現実派」なのだ。 同じものを違う角度から見ているに過ぎない。 そうでなければ、「共同提言」など出来るわけがない。 それなのに今回与謝野は、小泉を礼賛し、 麻生への対決姿勢を鮮明にする「変節」を見せた。 この意図は一体どこにあるのだろうか。 やはり、「恩人」である麻生への恩を 仇で返そうとしているのでしょうか。 (次回本当に最終回です。 意図せざるして引っ張ってしまい、申し訳ありませんm(__)m) http://keyboo.at.webry.info/200809/article_6.html ご訪問頂きありがとうございます。 当ブログは下記ランキングサイトに参加しています。 あなたの清き一票をよろしくお願いします!! ![]() ![]() 【お知らせ】 「ニュースウォッチ」はメルマガに移行させて頂きました。 こちらも是非ご購読よろしくお願いいたします。 よろしければ下のバナーをクリック頂き登録画面にお進み下さい。 ↑過去記事をご覧頂ける方は、こちらをクリックして下さい。 |
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ひかり 2008/11/05 18:31 |
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