途転の力学

アクセスカウンタ

help リーダーに追加 RSS ゲームのルールが変わった!?(米国との和解を選択したロシアの事情:その3)

<<   作成日時 : 2008/05/06 09:00   >>

トラックバック 4 / コメント 10

画像



米国発のサブプライム問題は、
ロシアでさえもその影響から逃れることはできなかった。
しかし、それは先進国のように
景気にダメージを与えるという意味での影響ではなく、
「パワーゲーム」における自らの立ち位置を
再考させられたという意味で、
非常に重大な影響を及ぼすものだったのだ。


圧倒的なパワーを持つ米国に対抗するために
「戦略的に」結託してきた中露。


画像



それは逆に両国で結託しないと
米国には対抗できないことを意味していた。


と同時に、
「対米」という共通目標がない場合における
中露関係というのは、
実は「悪い」ということの裏返しでもあった。



サブプライム問題によって米国が強烈に打撃を受けたことは、
共通の敵であった米国の脅威が薄れたことを意味していた。
少なくともサブプライム問題の経済的影響を受けないといわれる
ロシアにとってはそうであった。


そうなると、
これまで見て見ぬふりをしていた
「別の脅威」にどうしても目が行ってしまう。
そして、その「脅威」は日増しに増している。


「脅威の薄れた米国」と「脅威を増している中国」。
本音であれば中国への対策を講じたい。


しかし、米国と中国の二兎追うこともできない。
米中に結託されてしまうのは最悪のシナリオだからだ。


一体どうしたものか。
そんな悩めるプーチンの背中を押したのは、
何と他ならぬブッシュだったのですが、
彼は一体どのような行動を取ったのでしょうか。


ご訪問頂きありがとうございます。
当ブログは下記ランキングサイトに参加しています。
あなたの清き一票をよろしくお願いします!!

banner_02.gifにほんブログ村 経済ブログへ


【お知らせ】
「ニュースウォッチ」はメルマガに移行させて頂きました。
こちらも是非ご購読よろしくお願いいたします。
よろしければ下のバナーをクリック頂き登録画面にお進み下さい。

画像


★また、当ブログは「解析」ブログであり、
思想信条を世に問う「評論」ブログではありません。
宜しければこちらをご一読頂き、
趣旨をご理解頂いた上でご利用下さいますようお願い致します★


画像
↑過去記事をご覧頂ける方は、こちらをクリックして下さい。

メディアに負けないように知識を身につけましょう。そして自分の頭で考えるようになりましょう。




<プーチンの背中を後押ししたブッシュの「親書」>


先月突如行われた「米露2プラス2」。
そこで手渡されたブッシュから親書を見たプーチンが放った、

「Some problems have been resolved definitively.」
(いくつかの問題は決定的な解決を見た)

これを持って、米露関係が急速に完全へと向かった。
この流れは前回見てきた通りです。

【参考】米国との和解を選択したロシアの事情@
http://keyboo.at.webry.info/200804/article_7.html


では、ブッシュの親書には一体何が書かれていたのでしょうか。


もちろん、親書の中身を正確に知る由はありませんので
ここからはあくまで推測なのですが、
ブッシュの口から発せられたこの発言は、
その親書の内容を示唆するものだと考えられるのです。

(この発言は以前ご紹介しましたが)

【参考】欧州への軍事的関与を弱めることを示唆したブッシュ(FT)
Bush signals softening on EU defence
http://www.ft.com/cms/s/96460838-00a4-11dd-a0c5-000077b07658.html

President George W. Bush on Wednesday signalled a softening of long-standing US resistance to stronger European Union defence capabilities, suggesting for the first time this could help rather than weaken Nato.

The signal came in a speech ahead of Wednesday’s Nato summit in Bucharest, in which Mr Bush said European governments should spend more on defence but suggested it did not matter whether it was to support Nato or EU operations.

(ブッシュ大統領は、長い間欧州の防衛力を維持するための米国の関与を弱めることを初めて示唆した。そのシグナルはブカレストでのNATOサミットにおいて発せられた。その中でブッシュは 「欧州各国政府は自国の防衛のためにもっとカネを使うべきだ」と。)



この発言からロシアにとって読み取れるメッセージとは何か。


最近本読んでますか?







<ブッシュの送ったサインに対するプーチンの答えは?>


それは、

「米国は軍事力を行使するつもりはさらさらない。
ただ危機打開のために武器を売りたいだけなんや。
なので運用面ではいくらでも譲歩するから、
とりあえず売るもん売らせて〜な〜。」


ということだ。


だから、米国はこんな譲歩案を出してまでも
MDを売りに行くことを優先した。
そして、そのことをロシアも容認した。

【参考】東欧でのミサイル防衛、米ロが基本合意へ(日経)
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080402AT2M0102P01042008.html

米国はチェコのレーダー利用を有事に限定するほか、ロシア側から提案のあった旧ソ連アゼルバイジャンのレーダーの共同利用を盛り込んだ譲歩案を提示した。



これは一体どういうことなのか。


それは、

「米国がロシアを敵視していないということを実証した」

ということであり、あの親書には

「米露両国の本当の敵は誰なのか」

ということが書かれてあったのではないか。


この時点で米露の利害は一致した。
プーチンの懸念をブッシュは体で払拭して見せた。
これがプーチンの背中を後押しした。
だから、プーチンはこういう「答え」を返してきたのだ。

【参考】ロシア大統領、「アフガン」で協力表明・NATO首脳と会談(日経)
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20080405AT2M0403G04042008.html

ロシアは欧州からアフガンへの食料や医療品などの物資輸送で陸路でのロシア領土通過を認めた。NATOは物資輸送の大半をパキスタン経由に依存しており、ロシアに協力を要請していた。ロシア側は当初、領空の通過なども認める方針を示していたが、協力範囲を狭めた。



アフガンの隣国は
「西」にイラン、「東」にパキスタンはパッと思い浮かぶが、
実はワハーン回廊を通じて
「北東」にも隣接している大国があった。



それは一体どこなんだ!?


読書はあなたの人生の可能性を飛躍的に広げてくれます。







<ゲームのルールが変わった!?>


そこにあるのは「中国」だ。
しかも中国の西、異民族の居住地帯だ。


なぜプーチンは「アフガン」で協力を表明したのか。
アフガンの備えは本当に「西」なのか。


このタイミングでチベットで蜂起が起こったのは
本当にただの偶然なのだろうか。

【参考】アフガニスタンの盲腸:ワハン回廊(世界飛び地領土研究会)
http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Lake/2917/zatsu/border.html#03

中華民国になってもワハン回廊を含めたパミールの領有権を主張し続けていましたが、戦後成立した中華人民共和国は1960年代にアフガニスタンと条約を結んで正式にワハン回廊を放棄。


画像




さらに、
先週末の福田首相のロシア訪問では、
中国供給を優先するとされていた
「東シベリアパイプライン」に関して、
再度日本が中国に逆転した。


【参考】日ロ共同油田開発に合意 首脳会談、北方領土対話継続も(朝日)
http://www.asahi.com/politics/update/0426/TKY200804260276.html

油田の共同開発の舞台は、イルクーツク市から北へ約1千キロのセベロ・モグディンスキー鉱区(3747平方キロ)。日本の石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)とロシアの民間会社イルクーツク石油が合弁会社を作り、油田調査や掘削などを行う。作業期間は5年間で、約100億円と見込まれる事業費は日ロ双方で負担する。

日本側には、東シベリアの油田地帯から日本海に向けて建設中の「太平洋パイプライン」を通じて、日本への安定供給を確保するとともに、同地域の石油資源を中国に独占させない狙いがある。



(かつて中国供給優先を報じた記事)
【参考】プーチン大統領:東シベリア送油管「中国供給を優先」(中国情報局)
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2005&d=0908&f=business_0908_005.shtml


これまでもロシアは中国に警戒シグナルを発してきたが、
ブッシュから言質を取ったことで、
プーチンは対中方針の明確な転換を決めたのだ。

【参考】東シベリア石油パイプライン  『日本向け早まるかも』(中日)
http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/asia/news/CK2007121102071296.html

坂口氏は「ロシアと中国の間で石油価格の交渉が難航している」ことから、中国支線建設が暗礁に乗り上げていると指摘。現在、長期契約で国際価格より低い中国への売り渡し価格を、ロシア側が国際価格並みに引き上げようとしていることが原因という。

坂口氏は、ロシアの国営石油会社ロスネフチの幹部が最近になって「中国支線を造る必要はない」と発言し始めているとも説明。「このままだと、(ナホトカまでの)太平洋向けの着工時期が早まり、中国より先に日本に向けて原油が送られてくる可能性がある」との見方を示した。



福田さんが欧州外遊をあきらめてまでも
ロシアにだけは訪問したのには
ちゃんと理由があるのではないだろうか。



それは福田さん個人の意思ではない、
何がしかの連携が取られていると考えるのは
勘繰りすぎだろうか。

【参考】福田首相、外遊の春 今月下旬に訪ロ GW中は英仏独へ(朝日)
http://www.asahi.com/politics/update/0412/TKY200804120189.html
【参考】福田首相が25日からロシア訪問、5月の外遊は見送り=町村官房長官(ロイター)
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK011868420080416?rpc=144


つまり、

「中露が手を携えて米国に対抗するフェーズ」

から

「米露が手を携えて中国に対抗するフェーズ」

へと、
ゲームのルールが変わったということではないだろうか。

画像



そして、ゲームのルールが変わったことを象徴するかのように、
チベット蜂起を皮切りに、中国に対する世界の風向きが
明らかに変わってきた。

【参考】中国分裂シナリオがついに始まった!?
http://keyboo.at.webry.info/200803/article_16.html


では、なぜ米露の利害が「対中」で一致したのか。
そして、中国はこの変化にどう対処しようとしているのでしょうか。


(次回に続く)
http://keyboo.at.webry.info/200805/article_2.html

ご訪問頂きありがとうございます。
当ブログは下記ランキングサイトに参加しています。
あなたの清き一票をよろしくお願いします!!

banner_02.gifにほんブログ村 経済ブログへ


【お知らせ】
「ニュースウォッチ」はメルマガに移行させて頂きました。
こちらも是非ご購読よろしくお願いいたします。
よろしければ下のバナーをクリック頂き登録画面にお進み下さい。

画像




(ご参考)

「世界情勢」をもっと深く知りたい方におすすめの本

地政学―アメリカの世界戦略地図地政学―アメリカの世界戦略地図
奥山 真司

五月書房 2004-10
売り上げランキング : 42522

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

貝と羊の中国人 (新潮新書)貝と羊の中国人 (新潮新書)
加藤 徹

新潮社 2006-06-16
売り上げランキング : 53507

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

最新アメリカの政治地図 (講談社現代新書)最新アメリカの政治地図 (講談社現代新書)
園田 義明

講談社 2004-04-21
売り上げランキング : 35037

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

日本人のための憲法原論日本人のための憲法原論
小室 直樹

集英社インターナショナル 2006-03
売り上げランキング : 4934

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

世界の世界の"タブー"が解る本―原理主義・極右・マフィア・黒幕 (Sapio mook)
大薗 友和

小学館 2002-10
売り上げランキング : 76183

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

プーチンのロシア―21世紀を左右する地政学リスクプーチンのロシア―21世紀を左右する地政学リスク
ロデリック ライン 渡邊 幸治 ストローブ・タルボット

日本経済新聞社 2006-11
売り上げランキング : 200157

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


設定テーマ

関連テーマ 一覧

月別リンク

トラックバック(4件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
hide summit セットリスト
簡単に痩せたいならダイエットブレス『Bella』!【今日の注目ニュースならこちらでチェック】へようこそ!あなたの情報チェックの参考になさってください。何はともあれ新着チェック! ⇒ ★新着トピックス一覧★では!今回の話題はこちらです♪↓【10,500円以上送料無料】SE.. ...続きを見る
今日の注目ニュースならこちらでチェック!
2008/05/06 01:25
中国・ロシア同盟がアメリカを滅ぼす日―一極主義 vs 多極主義
過去の記事でもご紹介しましたが、私がメルマガ購読している北野幸伯氏のロシア政経ジャーナルは独自の視点で世界情勢を分析していて面白い... ...続きを見る
アルバイト医師の日記
2008/05/07 00:25
日中首脳会談引き分けと晒し者になった胡錦濤主席(胡錦濤主席の訪日について 前編)
何しに日本にやってきたのか判らない観のある、胡錦濤主席の訪日。 ...続きを見る
日比野庵 本館
2008/05/10 05:44
共同声明に潜む中国の領土的野心(胡錦濤主席の訪日について 後編)
これだけ日本の対中感情が悪化しているときに、胡錦濤主席は、よく日本にこれたものだと思うけれど、もしかしたら、中国はここまで対中感情が悪化しているとは認識できていなかった可能性もある。 ...続きを見る
日比野庵 本館
2008/05/10 05:45

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(10件)

内 容 ニックネーム/日時
久しぶりです、管理人様
敵の敵はみかた、のバランスでは?
以前から(10年以上前)私はにほんのODAを中国と国境接している10数カ国に狙い撃ちし、
外堀から中国と付き合う、
又 民間産業も同上の戦略をとれば
中国側から御付き合いの誘いが有るといってきてました。

個人のいってることですから何の役にも立ちませんが・・・

外国と付き合うにはバランス感覚を持って、友好、普通、非友好と使い分ける政治家(官僚)が必要ですね。

現在の日本の政治はそれど頃ではない、次元の低い足の引っ張り合い。
さくら
2008/05/02 12:17
はじめまして。
なんか、凄い転換期が迫っているようで興奮します。
ソ連邦崩壊、ベルリンの壁崩壊等、20世紀末に時代の大きな転換期を目撃した我々は、この21世紀初頭に新たな時代の潮流をも目にすることになりそうですね。
ここにきて、日本という国家の立ち位置を国民は真剣に考えねばならないのに。マスゴミに惑わされないで、有権者が大きな観点から行動しなければ、マジでやばいですね。
管理人さんの分析、非常に参考になります。
神戸人
2008/05/02 12:50
さくらさん>
ご無沙汰です。コメントありがとうございます。「敵の敵はみかた、のバランスでは?」というのはまさにその通りだと思います。全面的にロシアが米国の味方になったわけではないし、米国だって同様ですから、かつての中露同様「戦略的」な提携に過ぎないと思います。ただ、中国の膨張を世界的にどうにかしないといけないフェーズになっているような気がしていて、大きくなる分にはいいんだけど、「Uncontrollable」になるのは許さないという、かつて日本が経験した「ジャパン・バッシング」と同じようなことが中国に対して行われようとしているのではないかと思うんですね。
新快速 播州赤穂行き
2008/05/02 14:08
(続き)
なので、この状況は日本にとって全方位外交をするチャンスですね。ロシアも中国も必死で日本にラブコール送ってますよ。のらりくらりとやる福田さんの真価が発揮されるいいタイミングなのかもしれません。感情的な問題は別にして、やっぱり福田さんは外交面はまだまともだなあと思ってるんですね。北京五輪の開会式出席に関しての質問のかわし方はうまかったですよ。「これはまだ決めていない。行けたらと思う。いつだったかな。まだ決めていない」。行くとも行かないとも言っていない。私の解釈が正しければですが。。。
新快速 播州赤穂行き
2008/05/02 14:09
神戸人さん>
はじめまして。コメントありがとうございます。おっしゃるように地政学的ゲームのルールが大きく変わる局面に差し掛かっているのもしれませんね。欧米はサブプライムでやられていますが、それでも世界の勝ち組にしがみ付こうと必死で主導権争いを展開しているように見えます。代替エネルギー問題なんかはまさにそうですね(今後シリーズで展開していこうと思っておりますが)、米国と欧州特に英国の関係が微妙に変化しているのもそうですし、「出る杭を打つ」という観点からは、中国をどう制御するかという問題もある。日本に関しては、有権者の問題やマスコミの問題も確かにありますし(私はマスコミのニュースのおかげで記事が書けていますので、共存共栄を目指していますが(笑))、おそらく覚醒するにはショック療法が必要なのかなと思ったりしますけど、私は世論の支持の低下とは裏腹に、外交面に関しては、今は福田さんでよかったのかもと思ったりもしています。今後ともよろしくお願いいたします。
新快速 播州赤穂行き
2008/05/02 14:09
こんばんは。日本にとって全方位外交をするチャンスとのこと。そのとおりかと思います。

日本はいまとても美味しいポジションにいると思います。サブプライムで被害を一番受けていないのが日本ですし、中国、ロシアとも日本に色目を使っています。

特に中国は日本しか頼れるものはない、という感じです。うまくすれば、世界的な主導権(エネルギーと水)を握れるチャンスなんですが、国民意識がいまひとつついていけてない気もします。

もう少し政治に関する情報公開が必要なのかもしれません。あまりに秘密に過ぎると政府と国民意識が乖離してしまいますから。
日比野
2008/05/02 23:34
日比野さん>
コメントありがとうございます。中国の日本に対するラブコールは強烈ですね。日比野さんがブログでコメントされていたように、聖火リレーはこれまで中国に関心のない人にまで「中国やばい」と認識させた出来事でした。しかも世界中で。これが北京で五輪を開催することに意味の一つなんだろうと思いますし、そういう点からすると、実はボイコットは中国政府の思うツボなんてことにもなるかもしれません。本当はそういう議論がもう少しされるべきなんだろうと思わないでもないですが、それには、機密との兼ね合いの面もあるでしょうが、おっしゃられるように政治に関する情報公開が必要なんだろうと思います。今の状況はとにかくわかりにくいですね。
新快速 播州赤穂行き
2008/05/06 23:00
日本にとって外交的にチャンスなのにそう見えずつい苛々する毎日です(笑)。途転の力学で落ち着いて考えようとやって参りました、お世話になります。
うまく纏まりませんので羅列いたします。
福田さんが開会式出席を駆け引きするようだったのでとりあえず少しはほっとしました。あのタイミングで訪露は何だったのでしょう。日本だけで動いた気が やはりしませんでした。 
欧米が国をあげて人権問題に大きく反応するのは巨大な新興国をおさえる目的もあるのかなと チベットを応援する気持ちと別に考えてしまいます。
中国の国内事情から反日は絶対捨ないとしたら 日本が逆にそれを使って有効に揺さぶる事はありますか。
さるさ
2008/05/08 22:03
さるささん>
コメントありがとうございます。「人権」の問題は、人としての「理念」の問題と、それを逆手に取った(?)国家の「戦略」とが複雑に絡み合っているため、冷静に議論するのが結構難しかったりします。それがおっしゃるように「チベットを応援する気持ちとは別に」という部分なんだと思います(私も中国政府の異民族弾圧は糾弾されるべきだと思いますし、チベットに「高度な自治」がもたらされることを期待している一人です)。これは今後シリーズで議論を展開していきますが、欧米はサブプライムでダメージを食らっても勝ち組になろうと必死で「次の枠組み」作りをはじめているように見えます。その過程で「Uncontrollable」になりそうな中国を抑えようとしている動きも見えますし、その布石は実はかなり前からなされていたように思います。
新快速 播州赤穂行き
2008/05/09 09:53
(続き)
日本としてはいつまでも欧米主導のパラダイムに乗り続けるのかということが問われているような気がしていて、欧米と連携を取りながらも、実は緩やかにそこから脱却しようとする動きも見せ始めているような気がします、目立たないように(アジア版IMF構想なんかもそう)。外交に関しては、福田さんはなかなかうまいことやっているのではないかと思ってるんですね。「共同文書」という重い文書から日本の「過去」の部分が排除されたことは結構大きい。私は福田さんは「親中派」ではないと見ています。いずれにしろ、今日本が好ポジションに位置しているのは、世界的「中国包囲網」のおかげだと思いますので、この状況がいつまで続くのかという見極めが必要だとは思います。
新快速 播州赤穂行き
2008/05/09 09:54

コメントする help

ニックネーム
本 文