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米国発のサブプライム問題は、 ロシアでさえもその影響から逃れることはできなかった。 しかし、それは先進国のように 景気にダメージを与えるという意味での影響ではなく、 「パワーゲーム」における自らの立ち位置を 再考させられたという意味で、 非常に重大な影響を及ぼすものだったのだ。 圧倒的なパワーを持つ米国に対抗するために 「戦略的に」結託してきた中露。 それは逆に両国で結託しないと 米国には対抗できないことを意味していた。 と同時に、 「対米」という共通目標がない場合における 中露関係というのは、 実は「悪い」ということの裏返しでもあった。 サブプライム問題によって米国が強烈に打撃を受けたことは、 共通の敵であった米国の脅威が薄れたことを意味していた。 少なくともサブプライム問題の経済的影響を受けないといわれる ロシアにとってはそうであった。 そうなると、 これまで見て見ぬふりをしていた 「別の脅威」にどうしても目が行ってしまう。 そして、その「脅威」は日増しに増している。 「脅威の薄れた米国」と「脅威を増している中国」。 本音であれば中国への対策を講じたい。 しかし、米国と中国の二兎追うこともできない。 米中に結託されてしまうのは最悪のシナリオだからだ。 一体どうしたものか。 そんな悩めるプーチンの背中を押したのは、 何と他ならぬブッシュだったのですが、 彼は一体どのような行動を取ったのでしょうか。 ご訪問頂きありがとうございます。 当ブログは下記ランキングサイトに参加しています。 あなたの清き一票をよろしくお願いします!! ![]() ![]() 【お知らせ】 「ニュースウォッチ」はメルマガに移行させて頂きました。 こちらも是非ご購読よろしくお願いいたします。 よろしければ下のバナーをクリック頂き登録画面にお進み下さい。 ★また、当ブログは「解析」ブログであり、 思想信条を世に問う「評論」ブログではありません。 宜しければこちらをご一読頂き、 趣旨をご理解頂いた上でご利用下さいますようお願い致します★ ↑過去記事をご覧頂ける方は、こちらをクリックして下さい。 メディアに負けないように知識を身につけましょう。そして自分の頭で考えるようになりましょう。 <プーチンの背中を後押ししたブッシュの「親書」> 先月突如行われた「米露2プラス2」。 そこで手渡されたブッシュから親書を見たプーチンが放った、 「Some problems have been resolved definitively.」 (いくつかの問題は決定的な解決を見た) これを持って、米露関係が急速に完全へと向かった。 この流れは前回見てきた通りです。 【参考】米国との和解を選択したロシアの事情@ http://keyboo.at.webry.info/200804/article_7.html では、ブッシュの親書には一体何が書かれていたのでしょうか。 もちろん、親書の中身を正確に知る由はありませんので ここからはあくまで推測なのですが、 ブッシュの口から発せられたこの発言は、 その親書の内容を示唆するものだと考えられるのです。 (この発言は以前ご紹介しましたが) 【参考】欧州への軍事的関与を弱めることを示唆したブッシュ(FT) Bush signals softening on EU defence http://www.ft.com/cms/s/96460838-00a4-11dd-a0c5-000077b07658.html President George W. Bush on Wednesday signalled a softening of long-standing US resistance to stronger European Union defence capabilities, suggesting for the first time this could help rather than weaken Nato. この発言からロシアにとって読み取れるメッセージとは何か。 最近本読んでますか? <ブッシュの送ったサインに対するプーチンの答えは?> それは、 「米国は軍事力を行使するつもりはさらさらない。 ただ危機打開のために武器を売りたいだけなんや。 なので運用面ではいくらでも譲歩するから、 とりあえず売るもん売らせて〜な〜。」 ということだ。 だから、米国はこんな譲歩案を出してまでも MDを売りに行くことを優先した。 そして、そのことをロシアも容認した。 【参考】東欧でのミサイル防衛、米ロが基本合意へ(日経) http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080402AT2M0102P01042008.html 米国はチェコのレーダー利用を有事に限定するほか、ロシア側から提案のあった旧ソ連アゼルバイジャンのレーダーの共同利用を盛り込んだ譲歩案を提示した。 これは一体どういうことなのか。 それは、 「米国がロシアを敵視していないということを実証した」 ということであり、あの親書には 「米露両国の本当の敵は誰なのか」 ということが書かれてあったのではないか。 この時点で米露の利害は一致した。 プーチンの懸念をブッシュは体で払拭して見せた。 これがプーチンの背中を後押しした。 だから、プーチンはこういう「答え」を返してきたのだ。 【参考】ロシア大統領、「アフガン」で協力表明・NATO首脳と会談(日経) http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20080405AT2M0403G04042008.html ロシアは欧州からアフガンへの食料や医療品などの物資輸送で陸路でのロシア領土通過を認めた。NATOは物資輸送の大半をパキスタン経由に依存しており、ロシアに協力を要請していた。ロシア側は当初、領空の通過なども認める方針を示していたが、協力範囲を狭めた。 アフガンの隣国は 「西」にイラン、「東」にパキスタンはパッと思い浮かぶが、 実はワハーン回廊を通じて 「北東」にも隣接している大国があった。 それは一体どこなんだ!? 読書はあなたの人生の可能性を飛躍的に広げてくれます。 <ゲームのルールが変わった!?> そこにあるのは「中国」だ。 しかも中国の西、異民族の居住地帯だ。 なぜプーチンは「アフガン」で協力を表明したのか。 アフガンの備えは本当に「西」なのか。 このタイミングでチベットで蜂起が起こったのは 本当にただの偶然なのだろうか。 【参考】アフガニスタンの盲腸:ワハン回廊(世界飛び地領土研究会) http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Lake/2917/zatsu/border.html#03 中華民国になってもワハン回廊を含めたパミールの領有権を主張し続けていましたが、戦後成立した中華人民共和国は1960年代にアフガニスタンと条約を結んで正式にワハン回廊を放棄。 さらに、 先週末の福田首相のロシア訪問では、 中国供給を優先するとされていた 「東シベリアパイプライン」に関して、 再度日本が中国に逆転した。 【参考】日ロ共同油田開発に合意 首脳会談、北方領土対話継続も(朝日) http://www.asahi.com/politics/update/0426/TKY200804260276.html 油田の共同開発の舞台は、イルクーツク市から北へ約1千キロのセベロ・モグディンスキー鉱区(3747平方キロ)。日本の石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)とロシアの民間会社イルクーツク石油が合弁会社を作り、油田調査や掘削などを行う。作業期間は5年間で、約100億円と見込まれる事業費は日ロ双方で負担する。 (かつて中国供給優先を報じた記事) 【参考】プーチン大統領:東シベリア送油管「中国供給を優先」(中国情報局) http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2005&d=0908&f=business_0908_005.shtml これまでもロシアは中国に警戒シグナルを発してきたが、 ブッシュから言質を取ったことで、 プーチンは対中方針の明確な転換を決めたのだ。 【参考】東シベリア石油パイプライン 『日本向け早まるかも』(中日) http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/asia/news/CK2007121102071296.html 坂口氏は「ロシアと中国の間で石油価格の交渉が難航している」ことから、中国支線建設が暗礁に乗り上げていると指摘。現在、長期契約で国際価格より低い中国への売り渡し価格を、ロシア側が国際価格並みに引き上げようとしていることが原因という。 福田さんが欧州外遊をあきらめてまでも ロシアにだけは訪問したのには ちゃんと理由があるのではないだろうか。 それは福田さん個人の意思ではない、 何がしかの連携が取られていると考えるのは 勘繰りすぎだろうか。 【参考】福田首相、外遊の春 今月下旬に訪ロ GW中は英仏独へ(朝日) http://www.asahi.com/politics/update/0412/TKY200804120189.html 【参考】福田首相が25日からロシア訪問、5月の外遊は見送り=町村官房長官(ロイター) http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK011868420080416?rpc=144 つまり、 「中露が手を携えて米国に対抗するフェーズ」 から 「米露が手を携えて中国に対抗するフェーズ」 へと、 ゲームのルールが変わったということではないだろうか。 そして、ゲームのルールが変わったことを象徴するかのように、 チベット蜂起を皮切りに、中国に対する世界の風向きが 明らかに変わってきた。 【参考】中国分裂シナリオがついに始まった!? http://keyboo.at.webry.info/200803/article_16.html では、なぜ米露の利害が「対中」で一致したのか。 そして、中国はこの変化にどう対処しようとしているのでしょうか。 (次回に続く) http://keyboo.at.webry.info/200805/article_2.html ご訪問頂きありがとうございます。 当ブログは下記ランキングサイトに参加しています。 あなたの清き一票をよろしくお願いします!! ![]() ![]() 【お知らせ】 「ニュースウォッチ」はメルマガに移行させて頂きました。 こちらも是非ご購読よろしくお願いいたします。 よろしければ下のバナーをクリック頂き登録画面にお進み下さい。 (ご参考) 「世界情勢」をもっと深く知りたい方におすすめの本
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簡単に痩せたいならダイエットブレス『Bella』!【今日の注目ニュースならこちらでチェック】へようこそ!あなたの情報チェックの参考になさってください。何はともあれ新着チェック! ⇒ ★新着トピックス一覧★では!今回の話題はこちらです♪↓【10,500円以上送料無料】SE.. ...続きを見る |
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中国・ロシア同盟がアメリカを滅ぼす日―一極主義 vs 多極主義
過去の記事でもご紹介しましたが、私がメルマガ購読している北野幸伯氏のロシア政経ジャーナルは独自の視点で世界情勢を分析していて面白い... ...続きを見る |
アルバイト医師の日記 2008/05/07 00:25 |
日中首脳会談引き分けと晒し者になった胡錦濤主席(胡錦濤主席の訪日について 前編)
何しに日本にやってきたのか判らない観のある、胡錦濤主席の訪日。 ...続きを見る |
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共同声明に潜む中国の領土的野心(胡錦濤主席の訪日について 後編)
これだけ日本の対中感情が悪化しているときに、胡錦濤主席は、よく日本にこれたものだと思うけれど、もしかしたら、中国はここまで対中感情が悪化しているとは認識できていなかった可能性もある。 ...続きを見る |
日比野庵 本館 2008/05/10 05:45 |
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久しぶりです、管理人様 |
さくら 2008/05/02 12:17 |
はじめまして。 |
神戸人 2008/05/02 12:50 |
さくらさん> |
新快速 播州赤穂行き 2008/05/02 14:08 |
(続き) |
新快速 播州赤穂行き 2008/05/02 14:09 |
神戸人さん> |
新快速 播州赤穂行き 2008/05/02 14:09 |
こんばんは。日本にとって全方位外交をするチャンスとのこと。そのとおりかと思います。 |
日比野 2008/05/02 23:34 |
日比野さん> |
新快速 播州赤穂行き 2008/05/06 23:00 |
日本にとって外交的にチャンスなのにそう見えずつい苛々する毎日です(笑)。途転の力学で落ち着いて考えようとやって参りました、お世話になります。 |
さるさ 2008/05/08 22:03 |
さるささん> |
新快速 播州赤穂行き 2008/05/09 09:53 |
(続き) |
新快速 播州赤穂行き 2008/05/09 09:54 |
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