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今が「平時の状況」であればいいのですが、 日本の現状は、最近顕著に見られるようになった ジャパン・パッシング(Passing)、 また国内景気の悪化等、内にも外にも 対処すべき問題が山積みの「有事の状況」であるということは、 論を待たないところだと思います。 【参考】下落率世界ワースト2 日本株先行きに悲観論広がる(J-CAST) http://www.j-cast.com/2008/01/23015805.html 【参考】日本経済の減速感鮮明に 建築不況や原油高で=財務省、日銀(産経) http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/080121/fnc0801211932011-n1.htm この「有事の状況」であるのも関わらず、 「ねじれ現象」は相変わらず解消の兆しが見えず、 国会がほとんど機能しないという由々しき事態が 続いているわけです。 さて、今回はそんな日本の政治の話ですが、 そんな状況下においても、 権力に群がる者たちの攻防は続いておりますが、 ここ最近の動向を見ていてはっきりとわかったことがあります。 それは、 ● 福田内閣はやっぱりダメだった ということと、 ● 小沢の神通力も通用しなくなってきた ということです。 そして、このことは今後の政局を占う上で、 重要な意味を持ちそうなのです。 ご訪問頂きありがとうございます。 当ブログは下記ランキングサイトに参加しています。 あなたの清き一票を是非よろしくお願いします!! ![]() ![]() <やっぱり「悪夢」をもたらした福田の「決断力」のなさ> まず、「福田内閣がダメ」という点ですが、 そんなのとっくに支持率下がってるし、 何を今更言ってんだと思われる方も多いかもしれませんが、 少しばかりお付き合い頂ければと思います。 【参考】内閣支持34.5%、大幅ダウン=不支持が逆転−時事世論調査(時事) http://www.jiji.com/jc/zc?k=200801/2008011800629 私は以前、福田政権が誕生する運びとなった際に、 自身の見方を記事に起こしたことがあります。 その中で、福田政権の本当の弱点は、 彼の「リーダーに必要な決断力のなさ」にあると考え、 以下のように言及いたしました。 【参考】福田政権誕生は本当に悪夢なのか http://keyboo.at.webry.info/200709/article_18.html http://keyboo.at.webry.info/200709/article_19.html http://keyboo.at.webry.info/200709/article_20.html しかし、それよりも最大の難点なのは、 そして、この私の予測が言わずもがなというか 残念ながらというか、見事に当ってしまったわけで、 世論調査にもそれが表れております。 【参考】内閣支持34.5%、大幅ダウン=不支持が逆転−時事世論調査 http://www.jiji.com/jc/zc?k=200801/2008011800629 不支持の理由(複数回答)は「期待が持てない」が同2.0ポイント増の23.3%でトップ。これに「リーダーシップがない」14.1%、「政策がだめ」10.2%などが続いた。支持の理由は「他に適当な人がいない」が14.2%で最も多かった。 しかし、私はこれを見て「ちょっと待てよ」と思いました。 福田さんってそもそも リーダーシップが期待されてたんだっけ? という疑問が沸いてきたのです。 確かに政権誕生直前の世論調査を見てみると、 『逆に』福田さんの「リーダーシップがない」ところ (=協調型)が期待されていたことがわかる。 【参考】福田政権誕生は本当に悪夢なのか@ http://keyboo.at.webry.info/200709/article_18.html <国民は福田氏に何を期待しているのか(世論調査より)> なので、福田さんからしてみれば、 国民は「リーダーシップ」のある「決断型」ではなくて 「協調型」の首相が欲しかったはずなのに、 「リーダーシップがない」として批判されるのは筋違いだ という思いもあるかもしれないが、 世論というのは水モノなのでこれに文句を言っても仕方がない。 しかし、 有事には「リーダーシップ」が必要なのです。 【参考】福田政権誕生は本当に悪夢なのかA http://keyboo.at.webry.info/200709/article_19.html 一方「協調型」のリーダーの特徴は何か。 残念ながら、一番の難点と考えていた 福田氏の「決断力のなさ」が、 やっぱり彼の足を、 ものの見事に引っ張ってしまったのです。 しかし、彼にはもう一つ決定的に欠けているものを 発見してしまいました。 <「KY」ぶりがダメさに拍車をかけた> それは、「空気が読めない」ということです。 今、機能不全の国会で大きな争点となっているのが、 「ガソリン税の暫定税率の延長問題」です。 詳しくはこちら。 【参考】暫定税率問題について(wiki) http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%93%E8%B7%AF%E7%89%B9%E5%AE%9A%E8%B2%A1%E6%BA%90 石油ガス税を除くほとんどの税目において、本則税率(本来の税率)のおよそ2倍の暫定税率が適用されている。これは、昭和48 - 52年度(1973年 –1977年度)の道路整備五ヵ年計画の財源不足に対応するために、昭和49年度(1974年度)から2年間の「暫定措置」として実施された揮発油税、地方道路税、自動車取得税、自動車重量税の税率引き上げ(軽油引取税は1976年(昭和51年)から)が期間延長を重ねているものである。以降、道路整備五ヵ年計画が延長されるたびに若干の見直しを行いつつ「暫定」税率は租税特別措置法を期間延長改正により継続されてきた。 要は、 「ガソリンにかかる税金は、財政不足のために、 本来かかるべき税金の2倍を「時限的に」かけているが、 その期限が3月末で切れるので、 それを4月以降も延長するのかどうするのか」 という問題です。 この話を始めるとかなり横道にそれてしまうのでしませんが、 政府・与党は暫定税率を延長したいと考えており、 野党はこれが廃止されればガソリンが25円安くなるので、 絶好の選挙対策になるとして反対している。 【参考】「2カ月つなぎ」法案提出へ=民主、徹底抗戦の構え−ガソリン税(時事) http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&k=2008012800085 もっともこの暫定税率延長の是非について ここで議論するつもりはありませんが、 一つだけ言えることは、この暫定税率は 「『財源不足のために』やむを得ず期限を切って 行っているものであり、政府・与党としては、 延長にあたって、国民負担をお願いする立場にある」 ということです。 それなのに、野党の反対で局面を打開できない 苛立ちからなのかわかりませんが、 こんな発言をする閣僚が出ていたからたまったものではない。 【参考】町村官房長官「ガソリン値下げは環境問題にマイナス」(日経) http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080119AT3S1900X19012008.html 「ガソリンの値段を下げればそれだけで日本の環境問題はそんな程度の取り組みなんだということになる。そのマイナス効果は計り知れないものがある」 一体、いつから「財政問題」であるはずの 暫定税率の問題が「環境問題」と摩り替わったのでしょうか。 これは、はっきり言って詭弁という他ありません。 (閑話休題)***************************************** ちなみに、この官房長官が現内閣に与えているダメージは 計り知れないものがあります。たとえばこれ。 【参考】(官房長官会見)「株安、実体経済と関係ない」(産経) http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080107/plc0801071254005-n1.htm 株式市場の動向については十分注視をしていかなければならないとは思っております。しかし、どう見ても、これが日本経済の実体と関係があるのかなあといえば、関係がないなという印象を持ちますけれども、 んなあほな!今の日本は官製不況じゃー! 「サブプライム」だけで日本株が売られてるんやないどー! (閑話休題おわり)************************************ 「KY」なのは官房長官だけかと思いきや、 当の福田首相までがこんなことを言い出す始末。 【参考】「我が国のガソリン安い」首相、暫定税率の維持求める(読売) http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080128-OYT1T00270.htm 福田首相は28日午前の衆院予算委員会で、ガソリンの暫定税率について「我が国のガソリンの値段は、経済協力開発機構(OECD)加盟国のうち25番目で非常に安い。欧州は環境への配慮を理由に税金が年々上がってきたが、日本は一貫して変わっていない」 たしかに、言ってることは間違ってはいないんだけど、 それをこのタイミングで言うか、普通?? 【参考】原油高騰で離島民悲鳴 大型漁船手放す/ガソリン180円(読売) http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagoshima/news/20080128-OYT8T00695.htm 【参考】消防車のガソリン代が足りない! 自治体も原油高に悲鳴(産経) http://sankei.jp.msn.com/life/trend/071121/trd0711211448014-n1.htm 暫定税率をなくしたら おまえら環境問題への取り組みが足りないだの、 日本は他の国に比べたらまだ安いほうだから我慢しろだの、 これでは国民の神経を逆撫でしてもおかしくない。 恐らく方々への影響を鑑みた場合、 暫定税率は延長した方がいいのでしょうが、 「お願いするにしても、他に言い方あるでしょうが」 って話ですよね。 こういう「KY」な発言を平気でする神経が、 政治家として信じられないというわけです。 【参考】(閑話休題)政治家の持つ「ことば」の大切さ http://keyboo.at.webry.info/200709/article_21.html これは目立たないかもしれないが、 かなり大きな失点だと個人的には思っています。 理由は、「KY」とは「性格」の問題なので、 今回たまたまこの問題で露呈されましたが、 この「性格」は、他の問題でも発揮される可能性が 非常に高いと考えられるからです。 そして、その「やばさ」に気づき始めたのか、 ついに彼の周囲で変化が起こり始めました。 <福田に見切りをつけ始めた(?)パトロンたち> ここで少しおさらいしてみたいと思います。 福田さんは、誰の力で首相になれたのでしょうか。 【参考】キングメーカーの復活? http://keyboo.at.webry.info/200709/article_23.html 派閥の長でもなく、 子飼いもいない孤高の存在の福田さんは、 自分の力で首相になれたわけではありません。 「反麻生」の元に結集した「新5人組」の後押しが あったからこそ首相になれたのです。 そして、その「反麻生」結集のお膳立てをしたのが、 引退したはずの野中広務氏だった。 だから、福田さんはこれまでの人事の慣例を変えてまで 野中さんの子飼いの古賀さんを厚遇したのです。 ということは、 野中の子飼いで新5人組の一人である古賀さんと 麻生さんは「犬猿の仲」であるはずですよね。 ていうかお互い元々嫌いみたいだし。 【参考】新総理総裁の誕生(経済コラムマガジン) http://www.adpweb.com/eco/eco498.html 古賀選挙対策委員長と山崎元副総裁も麻生氏に強く反発した。これはこの両者が麻生氏と同じ福岡県選出の国会議員で、地元での権力闘争の色合いがある。また麻生氏は、古賀氏が属する宏池会から分派した河野グループを継承した。古賀氏は「あいつ(麻生氏)だけは首相にしたくない」と強く麻生氏を拒否している。 という前提条件を踏まえた上で 次の記事を見てください。 何かお気づきになることはないでしょうか。 【参考】士志の会「サミットまで解散すべきでない」(産経) http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080121/plc0801212347008-n1.htm 自民党の古賀誠選対委員長、麻生太郎前幹事長、高村正彦外相、久間章生元防衛相らでつくる「士志の会」は21日夜、都内で会合を開き、7月の主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)までは衆院を解散すべきではないとの認識で一致した。 そう、犬猿の仲であるはずの 古賀と麻生が会っていたのです。 しかも、ただ仲の悪い者同士が 会ったのとはワケが違う。 古賀は福田のパトロンであり、 麻生はその福田と総裁選を争った関係。 そんな関係の両者が会ったのだ。 「志士の会」はお互いの不仲から 開店休業状態だったはずなのに、 このタイミングで会合を持ったのはナゼだ。 【参考】士志の会(wiki) http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A3%AB%E5%BF%97%E3%81%AE%E4%BC%9A 2005年の郵政民営化法案への対応で平沼は反対して党外に追放、古賀は反対派の中枢にいたが土壇場で高村とともに棄権し、辛くも自民に残るが党内影響力は著しく低下、麻生は当時総務大臣であり、また小泉内閣の中枢でもあり、当然賛成しポスト小泉の総裁候補に名前が上る、など4人の立場はバラバラになり、事実上空中分解状態にある。この状態は2007年の総裁選挙でも古賀、高村が福田を推し、久間が麻生を推したため結局一致結束して行動をすることはなかった。 単に、「サミットまで解散すべきでない」との 認識を一致させるというしょうもないことだけを 話し合うために集まったとはとても思えないというのは 考えすぎだろうか。 【参考】風雲急の通常国会 「福田おろし」を狙う福岡3人衆(九州企業特報) http://www.data-max.co.jp/2008/01/post_372.html 自民党各派は薬害肝炎問題と「消えた年金」問題解決の公約違反で福田内閣の支持率が急降下した昨年末から、「この政権は長くない」と見切りをつけ、ポスト福田に向けた総裁選の準備に走り出した。 福田ではダメだと見切りをつけたパトロンが、 麻生に触手を伸ばし始めたのではないのか。 選挙のためなら背に腹は変えられない。 今度の衆院選に負けたら自民党は本当に終わりだ。 担がれただけの御輿は下ろされるのも早い。 「反麻生」結集のシンボル以上の価値のない福田は、 そんなことを言ってられない状況では、 もはや用なしというわけだ。 もしかしたら、解散総選挙の前に 総理の首がすげ変わっている なんていうシナリオも用意されているのかもしれません。 (長くなりそうなので次回に続きます。 今回はちょっと感情的な記事になってしまい申し訳ありませんでした。) http://keyboo.at.webry.info/200802/article_1.html 最後までお読み頂きありがとうございました。 当ブログは下記ランキングサイトに参加しています。 この記事があなたのお役に立てましたら、 是非清き一票をよろしくお願いします!! ![]() ![]() (ご参考) 「政治」をもっと深く知りたい方におすすめの本
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最近の麻生閣下
昨日、たまたま報道ステーションを見ていたら、安倍前首相や中川秀直氏、それにナベツネといった人たちが、相次いで麻生氏とゴルフや会談をしているというニュースを放送していました。 このうち、中川秀直氏についてはネットでも記事がありました。 自民党の麻生太郎前幹 ...続きを見る |
Baatarismの溜息通信 2008/02/02 00:03 |
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民主党の平岡秀夫前衆院議員(54)(社民推薦)が自民党の山本繁太郎前内閣官房地域 ...続きを見る |
本質 2008/04/27 22:25 |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
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こんばんは。素晴らしい記事ありがとうございます。なるほど、古賀氏が麻生氏を担がなければならないほど追い込まれている、ということですか。 |
日比野 2008/01/30 23:55 |
中川(秀)氏と麻生氏の会談も行われたようですね。こっちも「麻生クーデター」話の因縁があったはずなのですが、そんなこと言ってられなくなったのでしょうか? |
Baatarism 2008/01/31 17:00 |
日比野さん> |
新快速 播州赤穂行き 2008/02/01 21:45 |
(続き)日本は底力のある国だとは思いますが、その底力の発揮をトップと官僚が阻んでいる。そういう危機的な状況にあることに早く気づいてほしいですね。もう一刻も早い解散総選挙しかないと思いますが、福田さんだけでなく、対する小沢さんも最近ずっこけてますので、両者共に解散引き伸ばしを図ることになるのでしょう、残念ながら。麻生さんの『照』というのは非常に巧いですね。彼が首相だったらどう対処していたのでしょうね。 |
新快速 播州赤穂行き 2008/02/01 21:45 |
Baatarismさん> |
新快速 播州赤穂行き 2008/02/01 21:50 |
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