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高止まりが続く原油価格への対策を協議するために 開かれたジッダ会合を主催したのは 消費国ではなく産油国のサウジだった。 これは、サウジ自身が今の状況に危機感を抱いていることを 示すものに他ならなかった。 では、サウジの危機感とは何だったのか。 それは、 原油価格の高止まりによって、 代替エネルギーへの本格的な転換が促されること であった。 代替エネルギーへの転換が進み、 本格的に「石油離れ」の事態が起こってしまったらどうなるのか。 それこそ、二度と戻ることのない原油価格の暴落と 二度と戻ることのない原油への需要だ。 今は一時的に爆騰の恩恵を受けているからいいものの、 これから先何十年分もの埋蔵量を誇るサウジにとって、 今の状況が長い目で見て良いはずがなかった。 【参考】世界の原油の埋蔵量、生産量、可採年数(外務省) http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/energy/pdfs/b-1.pdf だから大増産という大盤振る舞いをしてでも、 今の異常な原油価格を何とか抑えようと躍起になったのだ。 しかし、そんなサウジの危機感をよそに 世界は大きく変わろうとしていました。 長年の沈黙を破って、 あの「大御所」が重い口を開いたのです。 そこには、石油依存からの本格的な脱却に向けての 並々ならぬ決意が込められていた。 では、その「大御所」とは一体誰のことなのでしょうか。 ご訪問頂きありがとうございます。 当ブログは下記ランキングサイトに参加しています。 あなたの清き一票をよろしくお願いします!! ![]() ![]() 【お知らせ】 「ニュースウォッチ」はメルマガに移行させて頂きました。 こちらも是非ご購読よろしくお願いいたします。 よろしければ下のバナーをクリック頂き登録画面にお進み下さい。 ★また、当ブログは「解析」ブログであり、 思想信条を世に問う「評論」ブログではありません。 宜しければこちらをご一読頂き、 趣旨をご理解頂いた上でご利用下さいますようお願い致します★ ↑過去記事をご覧頂ける方は、こちらをクリックして下さい。 <「もの言わぬ」はずの大株主が重い口を開いた> エクソンとモービルが合併して出来たエクソンモービル。 今や時価総額世界最大の企業となったわけですが、 その起源をさかのぼれば、実はこの一族に行き当たるのです。 【参考】ExxonMobil(wiki) http://en.wikipedia.org/wiki/ExxonMobil エクソンモービルは、米国の石油・ガス会社であり、ジョン・D・ロックフェラーが設立した「スタンダードオイル」の継承会社である。1999年11月30日にエクソンとモービルが合併したことによって、当社は売上高世界一の会社となった(2007年度の売上高は4045億ドル)。 その一族の名は「ロックフェラー」。 ロックフェラー家は、エクソンモービルの前身である 「スタンダードオイル」の創業者一族であり、 世界を代表する資産家であり、 経営の第一線から去った後も、エクソンの大株主であり続けている。 「ジョン」の時代の営業戦術は 非常に「無慈悲」であると批判する向きも多かったようだが、 経営の第一線を退いてからのロックフェラー家は、 「もの言わぬ株主」としての立場を維持していた。 【参考】ジョン・ロックフェラー(wiki) http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%BBD%E3%83%BB%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%A9%E3%83%BC ジョン・デイヴィソン・ロックフェラー・シニア(John Davison Rockefeller, Sr, 1839年7月8日 - 1937年5月23日)は、アメリカ合衆国の実業家。スタンダード・オイルを創設した。その無慈悲な営業戦術でロックフェラーは同社を世界最大の石油会社に育て、個人の資産を蓄積した。 そんな、「もの言わぬ」静かな株主であった ロックフェラー家だったのですが、 今から振り返ること2ヶ月前の4月30日、 ついに長年の沈黙を破り、重い口を開いた。 そして、その重い口から出てきた言葉は、 その「重み」を感じさせるに足るだけの 実に衝撃的な内容だったのです。 では、その内容とは 一体どのようなものだったのでしょうか。 <長年の沈黙を破って出てきた衝撃的なダメ出し> その衝撃的な内容とはズバリこれだ。 【参考】創業者ロックフェラーに代替エネルギー投資を促されたエクソン(FT) Exxon blasted by its founding family http://www.ft.com/cms/s/0/bef8aa8c-16da-11dd-bbfc-0000779fd2ac.html エクソンモービルの最も古い株主であるロックフェラー一族は水曜(4/30)、世界最大の上場石油企業に対して、石油やガスから代替エネルギーにシフトする必要性の認識に欠けているとして非難した。 長年の沈黙を破って出てきた言葉は、 「石油にばっかりかまけてないで、 代替エネルギー開発のために投資せぇ!」 という、エクソン経営陣を強烈にダメ出しする内容だった。 では、なぜロックフェラー一族は長年の沈黙を破って 経営陣を叱咤する声明を出してきたのでしょうか。 そもそも株主が投資先の経営陣を 非難するのはどんな場合なのか。 それは、投資先企業の経営がうまくいっていない時、 つまり業績が悪かったり、株価が上がらない場合であるはずだ。 では、エクソンの業績は、 長年「もの言わぬ」株主であったロックフェラーが いちゃもんをつけないといけないくらい ひどい状況になっていたのでしょうか。 とんでもない!! エクソンの業績は悪くなっているどころか、 昨今の原油高の影響で過去最高益を更新している。 【参考】エクソン、シェル最高益 07年、石油メジャー決算(共同:08/02/05) http://www.47news.jp/CN/200802/CN2008020501000818.html 【参考】Exxon Mobil Corp: Financial Statement(MSNMoney) http://moneycentral.msn.com/investor/invsub/results/statemnt.aspx?Symbol=XOM そして、サブプライム問題で株式市場全体が 大混乱に陥っているにも関わらず、 株価の方も堅調に推移している。 こうして見ると、エクソンの状況は、 いちゃもんをつけないといけない状態なんかではなく、 むしろ絶好調と言っていいくらいだ。 そんな絶好調の企業に対して ロックフェラーはいちゃもんをつけてきた。 普段から「物言う株主」としてやかましい存在ならまだしも、 長年の間「もの言わぬ株主」として鳴りを潜めており、 過去2回のオイルショックの際も 経営に口出しすることがなかったはずのロックフェラーが、 業績絶好調のタイミングで重い口を開いた。 普通に考えればこれはちょっと「ヘン」だ。 なぜ、ロックフェラーはこのタイミングで 経営にいちゃもんをつけてきたのでしょうか。 <「石油時代」の終わりを断言するロックフェラーの決意> 今般の原油価格の上昇は、その影響の凄まじさから、 「第3次石油危機」とも言われている。 【参考】「第3次石油危機」到来か 08年のIEA見通し(共同:08/06/12) http://www.47news.jp/CN/200806/CN2008061201000678.html 最近の原油価格急騰の影響で、世界全体の国内総生産(GDP)総額に対する原油購入費の割合が上昇し、2008年は第2次石油危機時の水準に迫る見通しであることが12日、国際エネルギー機関(IEA)の試算で分かった。IEAの田中伸男事務局長は「世界は第3次石油危機と言える」と懸念を表明、産油国の生産力増強などが必要との考えを示した。 かつて世界は2度のオイルショックを経験した。 しかし、それによって石油への依存度は確かに低下したが、 石油がエネルギー供給源の 大きな割合を占める構図は変わらなかった。 なぜか。 それはショックが長続きせず、 供給過剰によって、 結局原油価格が暴落してしまったからだ。 価格が下がって、石油が安価で安定的に供給されるならば、 高くて採算の合わない代替エネルギーを開発する気運が失せ、 安くて豊富な石油に回帰するのは、 経済合理性から考えて自然な姿だ。 逆に言うと、 代替エネルギーへの本格的な転換が起こるためには、 原油価格高止まりの状況が 今後も続く必要があるということが言える。 では、今回の「ショック」の結末はどうなるのだろうか。 過去の経験則通り、供給過剰の状況になれば、 原油価格は暴落するのだろうか。 いや、ロックフェラー一族はそう考えてはいないようだ。 なぜなら、普段「もの言わぬ株主」である彼らが、 業績好調・株価も堅調で何の申し分もないはずの エクソン経営陣にダメ出しをしたのは、 彼らが、 「早晩『石油時代』が終わりを告げ、 代替エネルギー中心の 『Next石油時代』が始まる。」 つまり、 「時代の大きなパラダイムシフトが 皆が思っている以上に早く起こる」 ということを断言したことに他ならないからだ。 それは、即ち 「代替エネルギーへの転換が進むまでは 原油価格が暴落することはあり得ない」 ということを断言したに等しかった。 では、なぜ 彼らはそんなことを断言することができるのだろうか。 たしかに、今需要に対する供給は十分満たされているのに、 また、サウジが度重なる増産表明をしているのにも関わらず、 原油価格は一向に下がる気配を見せていない。 なぜだ?? 需要と供給の関係で価格が決まるというのであれば、 現物の需給が緩んでいるというのに、 なぜ原油価格は下がる気配を見せないのか。 このナゾを解くカギは一体どこにあるのだろうか。 実は、今回の「第3次」のショックの局面は、 過去2回の「ショック」の時と比べて 決定的に違う点があった。 そして、それこそが、 現在の原油価格高騰のナゾを解くカギとなるのですが、 それは一体何だったのでしょうか。 (次回に続く) http://keyboo.at.webry.info/200807/article_3.html ご訪問頂きありがとうございます。 当ブログは下記ランキングサイトに参加しています。 あなたの清き一票をよろしくお願いします!! ![]() ![]() 【お知らせ】 「ニュースウォッチ」はメルマガに移行させて頂きました。 こちらも是非ご購読よろしくお願いいたします。 よろしければ下のバナーをクリック頂き登録画面にお進み下さい。 ↑過去記事をご覧頂ける方は、こちらをクリックして下さい。 |
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「「石油時代」の終わりを告げる「大御所」の決意(「Next石油時代」の主導権争いを読む:その2...
「「石油時代」の終わりを告げる「大御所」の決意(「Next石油時代」の主導権争いを読む:その2)」について ロックフェラーの持ち株会社への駄目だしという途転の力学さんのニュースソース拾い出しには興をそそられる。 ...続きを見る |
よく考えよう 2008/07/08 15:09 |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
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つまり我々は現代の産業革命、即ちエネルギー革命が起きている現場を目の当たりにしている訳ですね。 |
ニートネスニート 2008/07/11 04:27 |
ニートネスニートさん> |
新快速 播州赤穂行き 2008/07/13 09:15 |
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