|
暴走しかけた中国を制御するために 米国が仕掛けた壮大な「ほめ殺し」作戦は、 徐々に中国を苦しめていった。 しかし、作戦はそれだけではなかった。 中国の外堀を埋めるための したたかな分断工作が遂行されていたのだ。 まず、30年にも及ぶ制裁の手を解いて インドの核保有を認めた。 また、北朝鮮の核問題では強硬路線から一転し、 事実上北朝鮮の核保有も認める結果となった。 いずれも「米国側が」譲歩した上での和解だった。 そして、ついにMD問題でもめていた ロシアとの和解にもこじつけた。 これも運用面で米国が大幅に譲歩した結果だった。 【参考】米国との和解を選択したロシアの事情 http://keyboo.at.webry.info/200804/article_7.html http://keyboo.at.webry.info/200804/article_8.html http://keyboo.at.webry.info/200805/article_1.html さらに、「媚中派」とこき下ろされている福田総理。 (かわいそうに・・・) しかし、彼は胡錦濤を歓待する笑顔のウラで、 しっかりと対中MD構築を容認していたのです。 【参考】福田政権誕生は本当に悪夢なのか http://keyboo.at.webry.info/200709/article_18.html http://keyboo.at.webry.info/200709/article_19.html http://keyboo.at.webry.info/200709/article_20.html こうして「中国包囲網」が完成した。 しかし、埋めたのは外堀だけではなかった。 本気を出した米国は、 ベールに包まれた中国の奥深くまで しっかりと潜入していたのです。 それは一体どういうことなのでしょうか。 ご訪問頂きありがとうございます。 当ブログは下記ランキングサイトに参加しています。 あなたの清き一票をよろしくお願いします!! ![]() ![]() 【お知らせ】 「ニュースウォッチ」はメルマガに移行させて頂きました。 こちらも是非ご購読よろしくお願いいたします。 よろしければ下のバナーをクリック頂き登録画面にお進み下さい。 ★また、当ブログは「解析」ブログであり、 思想信条を世に問う「評論」ブログではありません。 宜しければこちらをご一読頂き、 趣旨をご理解頂いた上でご利用下さいますようお願い致します★ ↑過去記事をご覧頂ける方は、こちらをクリックして下さい。 <意外なところから届いた四川大地震第一報> 今月12日に発生した四川大地震。 いまだに被害の拡大が続く大惨事となりましたが、 実はこの一報が届いたのは、何と意外なところからだったのです。 【参考】中国・四川省で大規模地震(産経:2008/5/12) http://sankei.jp.msn.com/world/china/080512/chn0805121613003-n1.htm 米地質調査所(USGS)は中国・四川省で12日午後、マグニチュード(M)7.5の地震を観測したと発表した。フランス通信(AFP)などが伝えた。震源の深さは10キロ。約1500キロ離れた北京の建物でも揺れを感じたという。約2000キロ離れたタイ・バンコクでも、同様に揺れたという。台湾の台北でも揺れを感じたという。 何と第一報が届けられたのは米国からだった。 中国の山奥での地震なのに、 中国ではなく米国からの知らせによって 我々はこの地震のことを知ることとなったのだ。 よく考えると、これは少し「ヘン」ではないか。 さらに、中国側は被災地の状況を知りたいからと、 米国に衛星からの映像の提供を求めてきた。 自分の国の状況を知るために、 外国である米国に情報提供を求めてきたのだ。 【参考】中国、被災地の衛星画像提供を米に要請(iza:2008/5/16) http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/america/145392/ 中国政府は中国・四川大地震の被災地域を撮影した衛星画像の提供を米政府に要請した。米情報機関は独自の衛星画像をもとに被災状況の解析を進めているとされるが、中国の要請には衛星の解像度など機密保持への配慮から、商業衛星が撮影した画像を提供する見通しだ。 これは、どう考えても「ヘン」ではないか。 もしかしたら、米国は中国の内情に 意外に詳しかったりするのだろうか。 そう考えると、 どうもおかしなことに気がついてくるのです。 最近本読んでますか? <米国に深く潜入する人民解放軍?> 中国が際限ない軍拡に走っているという状況は、 我々に大いなる懸念を抱かせています。 【参考】米国防総省高官「中国は見たがるばかりで見せぬ」(iza) http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/china/62155/ 【参考】中国軍事情報の不透明性に懸念、米国防総省が報告書を発表(AFP通信:2008/3/4) http://www.afpbb.com/article/politics/2359515/2700975 米国防総省は3日、中国の軍事動向に関する年次報告書を発表し、中国の軍事力拡大の不透明性は地域の不安定要因になりかねないとの懸念を示した。 そして、軍事費増大の額もさることながら、 中身が「不透明」で実態が明らかにされないことが、 その「脅威」に拍車をかけております。 【参考】中国人民解放軍(wiki) http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E4%BA%BA%E6%B0%91%E8%A7%A3%E6%94%BE%E8%BB%8D 2000年代に入ってからアメリカやイギリスや日本は、中国に対して国防予算の内訳の透明性を向上させることを求めている。2008年3月4日には、日本国官房長官の町村信孝が中国の国防予算について「とても周辺の国々、世界の国々には理解できない。その中身がはっきりせず、透明性の欠如は大きい」と批判した。さらに「五輪を開き、平和的に発展していこうというお国であるならば、自らの努力で(中身を)明らかにしてもらいたい」と述べ、中国の国防予算の内訳について透明性の向上を強く求めた。 さらに、今年はじめに起こったスパイ摘発事件は、 ペンタゴンの官僚が中国スパイに買収されたとして、 全米を震撼させたことは、記憶に新しいかと思います。 【参考】米シャトルめぐりスパイ逮捕 中国に機密渡す目的(産経) http://sankei.jp.msn.com/world/america/080212/amr0802120834000-n1.htm 米国の軍事機密を狙った中国のスパイ活動は、米側の監視強化のなかでも新たな事件が後を絶たない「モグラたたき」の状態となっている。司法省当局者は、「外国スパイの深刻な脅威は冷戦後も去っていない」として、懸念を強めている。 中国の強力な諜報能力を見せ付けられた。 中国もやられっぱなしではなかった。 人海戦術を張り巡らせて、 米国の奥深くまで、しっかりと侵入しているではないか。 世界最強の諜報機関を持つ米国ですら、 実態の見えない中国に手を焼いているように見える。 【参考】アメリカ中央情報局(wiki) http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E4%B8%AD%E5%A4%AE%E6%83%85%E5%A0%B1%E5%B1%80 しかし、果たして本当にそうなのだろうか。 読書はあなたの人生の可能性を飛躍的に広げてくれます。 <「捕まる」=「バレて」いる!?> 実は、中国のスパイ摘発事件はこれだけではありません。 上述の記事にもあるように、 米国当局とスパイの「いたちごっこ」になっている。 でも、よくよく考えると ちょっとおかしなことに気づかないでしょうか。 それは、 「いたちごっこ」とは言え、 捕まるということは「バレて」るんじゃないの? ということだ。 ハッキングだってそうだ。 確かに侵入されてのかもしれないが、 しっかり「バレて」いるのだ。 【参考】中国軍、米国防総省システムに侵入か 英紙報道(iza) http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/america/82451/ 【参考】欧米政府・軍関連にハッカー 中国政府は関与否定(iza) http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/america/94835/ 【参考】独政府コンピューターにハッカー 中国の経済スパイか(朝日:2007/8/26) http://www.asahi.com/digital/internet/JJT200708260004.html こうやって中国側のスパイが捕まったり、 ハッキングがバレたりすることはよく耳にするが、 逆に米国や英国のスパイが捕まったりしたニュースは ほとんど聞いたことがない。 スパイは見つからないからこそプロのスパイだ。 見つかるのは「ヘマをやった」ということだ。 ハッキングだって同じだ。 見つからないようにやるのがプロの仕事というものだ。 それなのに、 中国のスパイ活動は、米英の諜報機関によって 次々と明るみになっている。 【参考】「最も危険な国」裏付け 米で中国スパイ逮捕(産経:200/2/12) http://sankei.jp.msn.com/world/america/080212/amr0802121054009-n1.htm 【参考】20年潜伏していた中国のスパイ(朝鮮日報:2008/4/5) http://www.chosunonline.com/article/20080405000034 【参考】米、スパイで中国系女性起訴(フジサンケイビジネスアイ:2008/4/5) http://www.business-i.jp/news/china-page/news/200804050034a.nwc 【参考】ネット時代のスパイ活動、発信源は中国にあり(日経ビジネス:2008/4/21) http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20080418/153470/ 【参考】英情報局、中国の産業スパイ活動に憂慮(大紀元:2005/11/16) http://www.epochtimes.jp/jp/2005/11/html/d30813.html 英紙「ガーディアン」は、中国当局は大量の工作員を英国に潜伏させ、産業スパイの活動はますますエスカレートし、英国情報局を悩ませていると報じた。 これは一体どういうことなのだろうか。 <制御できる「脅威」へ> それは、世間が抱いている感覚とは裏腹に、 「人民解放軍」の諜報能力というものは 実はそれほど高くないのではないか ということだ。 軍事費の拡大やその透明性の低さから 「中国の脅威」と言うのが声高に言われているが、 朝鮮戦争と国共内戦以来、 これといった実戦経験のない「人民解放軍」というのは、 二度の世界大戦をくぐり抜け、 かつ第二次大戦後も豊富な実戦経験を持つ 米軍(CIA)や英軍(MI5)なんかとは比べ物にならないくらい 脆弱な組織だったりするのではないだろうか。 【参考】中国人民解放軍創設80周年…新型兵器の開発に拍車(朝鮮日報:2007/7/30) http://www.chosunonline.com/article/20070730000018 中国軍の活発な対外活動にはいくつかの戦略的布石の意味が込められている。中国軍関係者は「軍事大国への浮上を対外的に宣伝し、兵器輸出の促進と不足する実戦経験を補完するのが狙いだ」と分析する。 それを証拠に、 米国は徐々に中国のベールを暴いている。 これは、米国が人民解放軍の情報を ガッチリ掴んでいることを示す サインだったりするのではないか。 【参考】中国の核施設、米が衛星使い監視 地震で警戒 米紙報道(朝日:2008/5/17) http://www.asahi.com/international/update/0517/JJT200805170001.html 【参考】中国が新型戦略原潜を配備 米、海上核戦力増強と注視(共同:2008/4/30) http://www.47news.jp/CN/200804/CN2008043001000845.html 米シンクタンク、全米科学者連盟(FAS)は30日までに、中国の海洋核戦力の新たな柱とされる「晋」級の戦略原子力潜水艦1隻が南シナ海・海南島の中国軍基地に配備されたことを明らかにした。民間の地球観測衛星が撮影した同原潜の写真を入手した。 【参考】中国、青海省に大型核基地 米核専門家が衛星画像で解析(iza:2008/5/17) http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/diplomacy/145640/ 中国西部の青海省で、中距離弾道ミサイルの発射施設が大量に整備された。インドの主要目標を射程内に収める東風21号(DF−21)のための施設とみられている。「全米科学者連盟」(FAS)の核兵器専門家、ハンス・クリステンセン研究員が、商業衛星の画像解析で確認した。 もしかすると、 米国は中国当局よりも中国の内情が 見えていたりするのではないか。 これは、百戦錬磨の米国が、 我々の想像以上に「人民解放軍」の奥深くにまで 潜入することに成功していることを 示すものではないだろうか。 もちろん、だからと言って 「中国脅威論」に異を唱える必要まではないであろう。 人民解放軍は確かに十分「脅威」と見なしていい存在だ。 だからこそ、米国も「包囲網」形成に動いているのだ。 【参考】中国人民解放軍(wiki) http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E4%BA%BA%E6%B0%91%E8%A7%A3%E6%94%BE%E8%BB%8D 西側諸国の見解によれば後述の通り実際の軍事費はさらに大きいとみられるが、公表額においてもフランスを上回り、米国、英国に次ぐ世界3位の軍事費になった公算が大きい。 この発表によれば、中国の国内総生産(GDP)に占める国防費の割合は1.4%で、2008年度の国防費が財政支出予算に占める割合は7.2%である。これらの発表によると、中国は1989年度以降20年間連続で軍事支出を10%以上拡大させ続けていることになる。 しかし、米国はそれを「制御」できる体制を 構築しつつあるのではないだろうか。 つまり、これら一連の動きからわかることは、 米国にとって、中国の「脅威」とは 「『制御できる』脅威」になった ということではないだろうか。 もし、この仮説が正しければ、 米国が今後中国をどうしようとしているかが見えてくる。 そして、それによって 中国で共産党政権が崩壊し 政権転覆が起こるための条件も、同時に明らかになるのです。 (すいません、本当にあと1回か2回で終わります。次回に続きます。。。) http://keyboo.at.webry.info/200805/article_10.html ご訪問頂きありがとうございます。 当ブログは下記ランキングサイトに参加しています。 あなたの清き一票をよろしくお願いします!! ![]() ![]() 【お知らせ】 「ニュースウォッチ」はメルマガに移行させて頂きました。 こちらも是非ご購読よろしくお願いいたします。 よろしければ下のバナーをクリック頂き登録画面にお進み下さい。 ★当ブログは「解析」ブログであり、 思想信条を世に問う「評論」ブログではありません。 宜しければこちらをご一読頂き、 趣旨をご理解頂いた上でご利用下さいますようお願い致します★ |
| << 前記事(2008/05/24) | トップへ | 後記事(2008/05/29)>> |
| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
|---|---|
中国にとっての選択肢
途転の力学を読んでいて、米国の対中戦略は頷けるものがある。 権力者はそうまでして、覇権が欲しいものかと改めて思ってしまう。 中国が米国に衛星写真を要請したというが、それは逆に世界中が可視化されてしまっている証左だろう。 日本も様々な衛星を打上げるが、ハイビジョンカメラを搭載しているのは当然だ。 先日、NHKでテレビ技術の話をしていたが、最高性能のものは現行のものより16倍の解像素子をもつそうだ。 日本の先端技術は海外で公表されていて、それは米国は使えるが中国は使えないと言う事だ。... ...続きを見る |
よく考えよう 2008/05/27 10:24 |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|---|
はじめまして.いつも興味深く読ませていただいています.地震の速報について少し気になったのでコメントさせていただきます. |
ST 2008/05/27 20:46 |
(つづきです.長々とすみません) |
ST 2008/05/27 20:47 |
STさん> |
新快速 播州赤穂行き 2008/05/27 22:57 |
今回の地震でついに米国空軍の援助を受け入れました。更に日本の自衛隊の受け入れも要請しています。 |
神戸人 2008/05/28 16:19 |
いつもお世話になります。 |
SAKAKI 2008/05/28 23:17 |
先のコメントの一文ですが、端折ってしまいました。訂正させていただきます。よろしくお願いします。 |
神戸人 2008/05/29 10:17 |
神戸人さん> |
新快速 播州赤穂行き 2008/06/01 20:54 |
SAKAKIさん> |
新快速 播州赤穂行き 2008/06/01 20:59 |
| << 前記事(2008/05/24) | トップへ | 後記事(2008/05/29)>> |