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NATO東方拡大を目論んだブッシュの本音。 それは、未曾有の金融危機を脱却する切り札として、 東欧に「武器」を売るための「顧客開拓」をすることにあった。 今回の金融危機で空いた「穴」は恐ろしくデカい。 ちょっとやそっとでは元に戻らないかもしれない。 なので、リカバリーのためには複合的な対策が必要だ。 まずカネ回りを良くするために大幅利下げを断行した。 イールドカーブを立たせることで 傷ついた銀行の利ざやを改善させる算段だ。 同時にそれが招いたドル安で恩恵を被る民間輸出企業が、 落ち込んだ内需の穴を埋める役割を果たす。 足りない内需を外需で埋める算段だ。 しかし、それもうまくいかない場合はどうするか。 そのリスク対策として放たれた もう一つの矢が「武器拡販」であり、 その顧客開拓のためのNATO東方拡大だったのだ。 【参考】NATO首脳会議、米のミサイル防衛システムを統合方針 http://www.asahi.com/international/update/0404/TKY200804040036.html ブカレストで開かれている北大西洋条約機構(NATO)首脳会議は3日、米国がこれまで独自にポーランド、チェコへの配備を計画してきた欧州ミサイル防衛(MD)システムを、NATOの集団的防衛の枠組みと統合させていく方針を決めた。 しかし、NATOの東方拡大は、 どう贔屓目に見てもロシア包囲網にしか見えないため、 この米国の動きにロシアは猛然と反発し、 米露対立激化に拍車がかかるかのように見えた。 ところがそうはならなかった。 大方の予想に反して、 急転直下、米露はMDに関して基本合意に至ったのです。 【参考】東欧でのミサイル防衛、米ロが基本合意へ(日経) http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080402AT2M0102P01042008.html なぜロシアは米国との和解を選択したのでしょうか。 ご訪問頂きありがとうございます。 当ブログは下記ランキングサイトに参加しています。 あなたの清き一票をよろしくお願いします!! ![]() ![]() 【お知らせ】 「ニュースウォッチ」はメルマガに移行させて頂きました。 こちらも是非ご購読よろしくお願いいたします。 よろしければ下のバナーをクリック頂き登録画面にお進み下さい。 ↑過去記事をご覧頂ける方は、こちらをクリックして下さい。 ★また、当ブログは「解析」ブログであり、 思想信条を世に問う「評論」ブログではありません。 宜しければこちらをご一読頂き、 趣旨をご理解頂いた上でご利用下さいますようお願い致します★ メディアに負けないように知識を身につけましょう。そして自分の頭で考えるようになりましょう。 <ロシアは米国のMD構想に本気で反対していた> 「MD」にあれだけ反対していたロシアが 米国との和解を選択したことは驚きでした。 ロシアは本当に反対していたんです。 その反対ぶりの程度はこれを見ればわかる。 【参考】東欧ミサイル防衛システムは「軍拡競争招く」、プーチン大統領が批判 http://www.afpbb.com/article/politics/2229161/1623031 オーストリアを公式訪問中のロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は23日、米国が東欧で進めるミサイル防衛(MD)システム配備計画を強く批判した。 そして、前回ご紹介しましたが、 挙句の果てには、「攻撃も辞さない」発言まで飛び出した。 【参考】ロシア、米国が推進する東欧MD基地の攻撃を示唆(朝鮮日報) http://www.chosunonline.com/article/20070426000049 ロシアにとって、 この問題はそう簡単に妥協できる話ではなかったはずなのです。 事実、昨年10月の米露交渉は完全に決裂している。 【参考】MD問題で米露決裂(国際情勢評議会) http://wolf66.blog106.fc2.com/blog-entry-48.html MD計画では、チェコにレーダー施設、ポーランドに10基の迎撃ミサイル配備を想定している。米国はイランのミサイルなどを念頭にしているが、ロシアは現実的な脅威ではないと主張、自国の近接国での計画推進はロシア対策の色合いもあると反発している。 このように、 和解直前までの米露関係は冷え切っていたのです。 ところが、先月、 急遽、米露「2プラス2」が取り行われることになった。 【参考】米ロ「2プラス2」、17・18日ロシアで開催(日経) http://www.nikkei.co.jp/kaigai/us/20080313D2M1300I13.html ペリーノ米大統領報道官は12日の記者会見で、ライス国務長官とゲーツ国防長官が17、18両日にロシアを訪問し、米国による欧州でのミサイル防衛網構築などを外交・国防関係閣僚で話し合う「2プラス2」を開くと発表した。ブッシュ大統領とロシアのプーチン大統領が先週、電話で話し合った際に開催で合意した。 そして、これをきっかけに 米露関係は急速に改善していくことになるのです。 一体、何が起こったのでしょうか。 最近本読んでますか? <ライスとゲーツを笑顔で迎え入れたプーチン> 「2プラス2」会合のためにクレムリンに向かったライスとゲーツ。 その二人を迎え入れたプーチンの顔は、 いつものような「強持て」ではなかった。 その横顔には薄っすらと笑みすらこぼれていた。 彼は二人を歓待したのだ。 そして、ブッシュからの親書を見たプーチンの口からは、 実に驚くべき言葉が発せられたのです。 【参考】ライスとゲーツをクレムリンに迎え入れたプーチン(タス通信) Putin receives Rice, Gates in Kremlin http://www.itar-tass.com/eng/level2.html?NewsID=12485007 Putin believes that some of the problems in relations between Russia and the United States “have been resolved definitively”. 「Some problems have been resolved definitively.」 (いくつかの問題は決定的な解決を見た) そして、その言葉通り、 ロシアはあんなに反対していた米国のMD構想に対して いともあっさりと合意してしまったのだ。 【参考】東欧でのミサイル防衛、米ロが基本合意へ(日経) http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080402AT2M0102P01042008.html 米国が東欧で計画しているミサイル防衛(MD)施設配備をロシアが容認する方向で両国が最終調整に入った。6日に開く米ロ首脳会談で基本合意を目指す。1 日までに両国外交筋が確認した。MD施設の利用限定などを盛り込んだ米提案をロシア側が原則容認。米ロ対立の象徴とみられていたMD問題を解決することで、両国は関係改善を図りたい考えだ。 この態度の急変ぶりはどういうことなのか。 なぜ、米国とこのタイミングで和解する必要があるのか。 それは、 ロシアにとって、 米国よりも脅威となる存在がある からではないでしょうか。 そして、その「存在」に対するロシアの警戒心を表すシグナルが 昨年から既に発せられていたのです。 その「シグナル」とは何なのか。 そして、その「存在」とは一体どこの国のことなのでしょうか。 読書はあなたの人生の可能性を飛躍的に広げてくれます。 <ロシアが発した警告シグナル> 以前「パワーバランス」の特集を組んだときは、 「米国」vs「中露」の見事な対立関係が見て取れました。 【参考】多極化時代のパワーバランスを読む http://keyboo.at.webry.info/200708/article_17.html そして、この「中露」関係は 今後も深化していくものと思われていましたし、 実際「表面上は」そのように見えた。 【参考】中露初の合同軍事演習は「両国友好と協力の象徴」(中国情報局) http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2005&d=0819&f=politics_0819_002.shtml 【参考】中露:政府キャンペーン奏功、経済関係が密接に(中国情報局) http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071102-00000002-scn-cn 【参考】胡錦涛主席とロシア大統領が会談 戦略的協力の一層の強化で合意(中国大使館) http://www.fmprc.gov.cn/ce/cejp/jpn/xwdt/t202156.htm プーチン大統領は会談の席で次のように表明した。胡錦涛主席のロシア訪問は、今年の両国関係における最も重要な活動である。双方の努力により、歴史的に残されていた全ての問題は解決されており、両国関係を長期的に健全に発展させる基礎は整った。今回の訪問は特別な意味と深遠な影響をもっている。 ところがどっこいしょ。 「ウラ」まで見てみると、そう単純な話ではないようなのです。 では、どう「単純」ではないのか。 もし、中露関係が「蜜月」であるならば、 果たしてこういうことは起こるでしょうか。 【参考】ロシア、中国車工場認めず・4社が申請(日経) http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20071010AT2M0901I09102007.html 安値でシェアを伸ばす中国車は地元メーカーと競合し、相次ぎ進出認可を得た日米欧メーカーに比べ技術導入のメリットが少ないとの判断が背景。中ロ両国政府間で改めて協議に入ったが、コスト競争力が高い中国車メーカーへの警戒感が世界で広がる可能性もあり、中国車の海外展開に不透明感が出てきた。 そして、両国が本当に信頼しあっている関係であるならば、 こんなことが起こるでしょうか。 【参考】兵器の自主開発加速へ 中国、ロシアからの購入減少(iza) http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/127389/ 兵器調達は主にロシアからで、戦闘機のほか、ソブレメンヌイ級ミサイル駆逐艦4隻、キロ級潜水艦12隻を相次ぎ購入するなど、「大まかに言えば9割前後はロシアからの輸入兵器に頼っていた」(研究者)といわれる。 米国は「同盟国」である日本に自国製の武器を どんどん買ってもらっている。 ロシアにとっても軍需産業は大きな輸出産業なので、 どちらかというとロシアだって武器は売りたいはずだ。 しかも、中国という巨大な購買力を持つ先であれば尚更だろう。 【参考】ロシアの武器輸出額、過去最高の70億ドルに(AFP通信) http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2329615/2476410 しかし、ロシアはそれを止めた。 少なくとも最新鋭の武器については中国に売らなくなったのだ。 これは一体どういうことなのでしょうか。 (次回に続く) http://keyboo.at.webry.info/200804/article_8.html ご訪問頂きありがとうございます。 当ブログは下記ランキングサイトに参加しています。 あなたの清き一票をよろしくお願いします!! ![]() ![]() 【お知らせ】 「ニュースウォッチ」はメルマガに移行させて頂きました。 是非ご購読よろしくお願いいたします。 よろしければ下のバナーをクリック頂き登録画面にお進み下さい。 「知識」を獲得して差をつけますか?それとも回り道しますか?さあ、あなたの可能性を無限に広げる「知」の世界へGO! (ご参考) 「世界情勢」をもっと深く知りたい方におすすめの本
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| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
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| 内 容 | ニックネーム/日時 |
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ロシアが、EU、NATOに加盟する可能性はあるのでしょうか? |
yuan 2008/04/25 17:16 |
yuanさん> |
新快速 播州赤穂行き 2008/04/25 21:33 |
いつも楽しみに拝見させていただいております。 |
sight7 2008/04/25 21:57 |
sight7さん> |
新快速 播州赤穂行き 2008/04/25 23:16 |
(続き) |
新快速 播州赤穂行き 2008/04/25 23:16 |
ご回答及びご解説いただき、ありがとうございました。感激です。 |
sight7 2008/04/26 15:20 |
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