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「金融」と並ぶもうひとつのイノベーションシステムである「軍需」。 それは、「公共事業」として米国景気を下支えする 「ビルト・イン・スタビライザー」の役割を果たすものだった。 その「公共事業的役割」を果たす「軍需」は、 米国景気を下支えするために必要なものだった。 「金融」が崩壊した今、 再度この「公共事業」の出動に期待がかかったが、 もはや米国財政にその余裕は残されていなかった。 ただでさえ「金融」が崩壊して「民需」が落ち込んでいるのに、 頼みの綱の「財政」も期待できないとなると、 米国の「内需」全体が弱含む可能性が高い。 「内需」がダメなら「外需」に頼るしかない。 しかし、先日発表されたGEの決算は 「外需」頼みのシナリオに疑問を投げかけるものだった。 ドル安だけでは不十分だ。 やっぱり売れるものがないといけない。 では、米国が世界の誇る「売り物」とは何か。 米国が世界最高の技術力を誇るものは何か。 それは「武器」だ。 「武器」でなら圧倒的な競争力を持っている。 今世紀最大とも言われる 未曾有の金融危機を脱却する切り札はこれしかなかった。 桜咲く4月、ブッシュが東欧歴訪に旅立ったのは、 米国本土がそんな状況にあるときでした。 【参考】米大統領が東欧歴訪、NATO将来像で欧州との溝埋まるか(読売) http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20080401-OYT1T00653.htm 果たしてブッシュは一体何をしに行ったのでしょうか。 ご訪問頂きありがとうございます。 当ブログは下記ランキングサイトに参加しています。 あなたの清き一票をよろしくお願いします!! ![]() ![]() 【お知らせ】 「ニュースウォッチ」はメルマガに移行させて頂きました。 こちらも是非ご購読よろしくお願いいたします。 よろしければ下のバナーをクリック頂き登録画面にお進み下さい。 ★また、当ブログは「解析」ブログであり、 思想信条を世に問う「評論」ブログではありません。 宜しければこちらをご一読頂き、 趣旨をご理解頂いた上でご利用下さいますようお願い致します★ メディアに負けないように知識を身につけましょう。そして自分の頭で考えるようになりましょう。 <「NATO」とは何なのか> ブッシュが今回東欧を歴訪した直接の目的は、 ブカレストで開かるNATO首脳会議に出席するため だったのですが、その前にウクライナを訪問し、 同国のNATO加盟に関して支持表明を行いました。 【参考】ブッシュ米大統領:ウクライナのNATO加盟支持 NATO会議控え、国際協力評価(毎日) http://mainichi.jp/select/world/news/20080402ddm007030047000c.html ブッシュ大統領のウクライナ訪問は就任以来初めて。大統領は会見で、イラク戦争やコソボの平和維持部隊に参加したウクライナの姿勢を高く評価。またグルジアのNATO加盟を支持する姿勢も改めて表明した。 これが何を意味するのか。 それを理解するために、ご存知の方も多いかとは思いますが、 まず「NATO」とは何ぞやというところから入りたいと思います。 では、「NATO」とは何かというとこれ。 【参考】北大西洋条約機構(wiki) http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%97%E5%A4%A7%E8%A5%BF%E6%B4%8B%E6%9D%A1%E7%B4%84%E6%A9%9F%E6%A7%8B アメリカ合衆国を中心としたアメリカ・ヨーロッパ諸国によって結成された軍事同盟。 これをご覧いただければ一目瞭然ですが、 「NATO」とは「対ソ連」に対抗するための 米国を中心とした軍事同盟、 即ち「西側諸国」の結集の象徴なのです。 (注) 社会科の時間でやったのを覚えてらっしゃる方もおられるかもしれませんが、 この「NATO」に対抗すべく、「東側」陣営の結集としてソ連を中心に作られたのが、 「ワルシャワ条約機構」でしたよね。 【参考】ワルシャワ条約機構(wiki) http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AF%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%AF%E6%9D%A1%E7%B4%84%E6%A9%9F%E6%A7%8B つまり、NATOとは旧ソ連との「冷戦」における 備えの役割を果たす目的として作られたものなので、 ソ連が崩壊して「冷戦」が終わったら、 この機構もその役目を終えるはずのものだった。 しかし、残念ながらそうはならなかったのです。 では、「冷戦」が終わって「NATO」はどうなったのでしょうか。 最近本読んでますか? <本来役目を終えたはずの「NATO」の拡大を図る米国> ソ連との冷戦が終われば、 その役目を終えるはずの「NATO」という軍事同盟ですが、 「冷戦」が終わって、力が縮小するかと思いきや、 逆にその勢力をどんどん東へ拡大させているのです。 ベルリンとソ連崩壊を期に 旧東欧共産圏諸国がNATOの加盟国に加わり、 2004年にはついに旧ソ連の一部であった バルト3国までもが、 NATOの一員に名を連ねることになった。 結成当初は本当に「西側」の数カ国であった NATOの最前線が、 もうロシアのすぐ隣に接近するところまで来ていたのだ。 しかし、ブッシュはさらに加盟国を増やすべく、 積極的なトップ外交を展開している。 【参考】一層のNATO加盟期待 米大統領、ザグレブで演説(iza) http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/worldnews/135537/ クロアチア訪問中のブッシュ米大統領は5日、ザグレブ中心部の広場で市民数千人を前に演説し、クロアチアとアルバニアの北大西洋条約機構(NATO)加盟承認を歓迎。「NATOはこの地域のすべての国に開かれている」と訴え、バルカン半島の他国の加盟に期待を表明した。 本来役目を終えたはずのNATOを 米国はさらに拡大させようとしているのだ。 この米国の「本音」は一体どこにあるのでしょうか。 それは、「NATO首脳会議」における ブッシュのこの発言に見て取れたのです。 【参考】欧州への軍事的関与を弱めることを示唆したブッシュ(FT) Bush signals softening on EU defence http://www.ft.com/cms/s/96460838-00a4-11dd-a0c5-000077b07658.html President George W. Bush on Wednesday signalled a softening of long-standing US resistance to stronger European Union defence capabilities, suggesting for the first time this could help rather than weaken Nato. これはなかなか刺激的な発言だ。 ブッシュは自らの音頭を取って 「NATO」に結集させた各国に対して、 ● 欧州防衛に対して「軍事的関与」を弱める ● 欧州各国は自国の防衛のためにもっとカネを使うべきだ と述べ、各国の「自立」を促したのだ。 これは一体どう解釈すればいいのでしょうか。 読書はあなたの人生の可能性を飛躍的に広げてくれます。 <NATO東方拡大を目論むブッシュの本当の「意図」とは> それは、 「米国は人はもう提供しない。みんな自力で備えなはれ。 その変わりに最新鋭の武器は提供しますから、 うちから買うたらよろしいがな」 ということだ。 これこそが米国の「本音」なのではないでしょうか。 そして、そのことを裏付けるかのような発言が ブッシュの口から出てきたのです。 【参考】米大統領「イランのICBMに備えよ」 MDの推進訴え(産経) http://sankei.jp.msn.com/world/america/080402/amr0804022004018-n1.htm イランが欧米を射程に入れた大陸間弾道ミサイル(ICBM)の開発を目指していると強調、欧州でのミサイル防衛(MD)構築が「現実的で急務」と訴え、ロシアにも参加を呼び掛けた。 これだ。 米国は「武器」を売りたいのだ。 だから東欧にNATO加盟を働きかけているのだ。 自らの陣営に入れば、自分のところの「お得意様」になる。 つまり、「NATO拡大」は 米国にとって武器営業の「顧客拡大」を意味するのだ。 今回のブッシュのNATO拡大を目論んだ東欧歴訪を、 自らのレガシー(遺産)作りのためと評する向きもあるようだが、 どうもそれだけではなさそうだ。 前回も述べましたが、 「防衛産業」は米国の技術力が結集された 圧倒的競争力を持つ米国の「基幹産業」である。 その海外での売り上げが増えれば、 金融緩和によるドル安と相まって、 米国にとっては二度おいしいというわけだ。 【参考】世界の防衛産業、売上高の63%は米国企業(上) http://www.chosunonline.com/article/20070527000025 【参考】世界の防衛産業、売上高の63%は米国企業(下) http://www.chosunonline.com/article/20070527000026 また、世界の兵器市場における供給(販売)国が、ごく少数の特定国にしぼられていくといった傾向も、いっそう高まりを見せている。05年の世界全体における兵器販売で、5大供給国(米国、ロシア、フランス、ドイツ、オランダ)が占める割合は実に82%に上っている。 つまり、 NATOの東方拡大を目論むブッシュの「本音」は、 未曾有の金融危機を脱却する切り札として、 東欧に「武器」を売るための 「顧客開拓」をすることにあった と考えられるのです。 そして、このブッシュの目論みは見事に成功したかに見えた。 【参考】NATO、米ミサイル防衛を支持(日経) http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20080404AT2M0302X03042008.html 【参考】MD交渉で最終合意 米とチェコ、計画に弾み(iza) http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/america/134995/ しかし、そうは問屋が卸さなかった。 この国が米国の動きに猛然と立ちはだかったのだ。 【参考】ブッシュ米大統領:ウクライナのNATO加盟支持 NATO会議控え、国際協力評価(毎日) http://mainichi.jp/select/world/news/20080402ddm007030047000c.html ロシアは「わが国との関係に深刻な危機をもたらし、欧州全体の安全保障に悪影響を及ぼす」(カラシン外務次官)と、旧ソ連だった両国のNATO加盟に強く反対している。しかし、ユーシェンコ大統領は会見で「非加盟国(のロシア)に拒否権はない」と強調した。 そりゃそうだ。 絵を見てもらえれば一目瞭然だが、 この動きはどう贔屓目に見ても 「ロシア包囲網」にしか見えない。 そして、今回のブッシュのウクライナ訪問。 ウクライナも旧ソ連の一員だ。 その国に旧ソ連を仮想敵としていたNATO加盟を推奨している。 そんなことをされてロシアが黙っているはずがない。 そして、その通り米国への対決姿勢を鮮明にした。 【参考】ロシア、米国が推進する東欧MD基地の攻撃を示唆(朝鮮日報) http://www.chosunonline.com/article/20070426000049 では、この米国の動きは、 米露の対立激化に拍車をかけてしまうのか。 しかし、実は事態は思わぬ展開へと進んでいくのです。 (次回に続く) http://keyboo.at.webry.info/200804/article_7.html ご訪問頂きありがとうございます。 当ブログは下記ランキングサイトに参加しています。 あなたの清き一票をよろしくお願いします!! ![]() ![]() 【お知らせ】 「ニュースウォッチ」はメルマガに移行させて頂きました。 是非ご購読よろしくお願いいたします。 よろしければ下のバナーをクリック頂き登録画面にお進み下さい。 「知識」を獲得して差をつけますか?それとも回り道しますか?さあ、あなたの可能性を無限に広げる「知」の世界へGO! (ご参考) 「世界情勢」をもっと深く知りたい方におすすめの本
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戦争でも起きなければこの経済危機を解消する程の需要は起きないのでは。CIAでもが戦争を起こす為に暗躍するのでしょうか。 |
hbar 2008/04/22 07:48 |
hbarさん> |
新快速 播州赤穂行き 2008/04/22 08:23 |
経済も軍事も素人ですが、感想を少しだけ。国防費のGDP比 米国4〜5%でNATO諸国はもっと少ないと思います。さらに国防費には人件費など装備費以外の割合も多いですので、同盟国への武器等の輸出が米国経済に大きな影響を与えないような気がするんですが。どうなんですかね? |
いつもはROM 2008/04/22 11:56 |
いつもはROMさん> |
新快速 播州赤穂行き 2008/04/22 15:29 |
(続き) |
新快速 播州赤穂行き 2008/04/22 15:30 |
(続き) |
新快速 播州赤穂行き 2008/04/22 15:30 |
突っ込むほどの知識はありませんのでご安心を(笑) |
いつもはROM 2008/04/22 18:52 |
いつもはROMさん> |
新快速 播州赤穂行き 2008/04/23 08:53 |
(続き) |
新快速 播州赤穂行き 2008/04/23 08:53 |
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