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地方と中央の経済格差。 中央のおける権力闘争からの都市間対立。 さらに絶対的権力を握る軍と政府との緊張関係。 これら3つの対立関係が中国社会の中に潜んでいる。 しかし、それだけではない。 もっと奥深くに踏み込んで行くと、 さらに複雑な国情が垣間見えるのであった。 ご訪問頂きありがとうございます。 当ブログは下記ランキングサイトに参加しています。 あなたの清き一票を是非よろしくお願いします!! ![]() ![]() <漢民族vs少数民族> 「中国」を語る上で忘れてはならないのが 「4000年」とも言われる長い歴史です。 そして、それは決して国土安泰の歴史ではなく、 度重なる分裂の歴史であったということです。 【参考】西暦に入ってからの中国の分裂の歴史が流れでわかります http://www.ugoky.com/chizu/ugoky_chizu.swf この動画を見て頂いたら一目瞭然のように、 国土の「西の方」というのは、長い間中国の影響が 及ばなかった地域である事がわかります。 しかし、その地域を共産党時代になった中国は 一斉に制圧にかかります。 その「西の方」というのは、 「チベット」「ウイグル(東トルキスタン)」のことです。 【参考】共産中国のチベット侵入 - 中国共産党軍、ラサに到着 -(ダライ・ラマ法王日本代表部事務所) http://www.tibethouse.jp/history/19510909.html 【参考】東トルキスタン(新疆ウイグル自治区)における中国共産党の弾圧 そのチベット制圧の首謀者が 実は現国家主席であるという事実は、 今となってはそんなに驚く話ではなくなったかもしれません。 【参考】金美齢氏、胡錦濤 中国国家主席について語る 彼らは中国共産党から弾圧を受け、 その地には漢民族が多数移住するようになり、 その執拗な思想改造政策が現地住民との軋轢を生み、 一触即発状態になっている。 【参考】精神的武装解除 進む中国化(iza) http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/73093/ 【参考】ウイグル自治区、くすぶる独立派(iza) http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/55183/ 【参考】チベット族激怒 中国が「活仏転生」許可制へ(iza) http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/74226/ 【参考】チベット僧と武装警察が衝突 ダライ・ラマの受章巡り(朝日) http://www.asahi.com/international/update/1021/TKY200710210142.html 共産党の拡大政策が、漢民族と原住民である 少数民族との摩擦を呼んでいるのです。 (予断ですが、ミャンマーの僧侶の蜂起は チベットへの伏線というシナリオも否定できないような気も) さらにもう1つ、 見逃してはならない対立関係があります。 <都市内部にも見られる経済格差> それは、地域内・都市内など 1つのコミュニティ内における格差の問題です。 これまでは、地域間、都市間での対立を問題にし、 その中の構図にまでは踏み込んでいませんでした。 つまり、同じコミュニティ内は均質化されているという ことを前提に話を進めてまいりました。 従って、対立の絵もこのように簡単に描けたのです。 しかし、現実はそうではないようです。 実は、都市と地方の地域間格差と同じくらい あるいはそれ以上に、都市内における内部格差も 尋常じゃないくらいに広がっているのです。 つまり、都市にいる人はみんなおいしい思いを しているのかというと、 そういうわけではないということがわかる。 こんな絵とか こんな絵を見て頂ければおわかりのように、 これは共産主義国家ではなく、 まさに剥き出しの資本主義国家の姿ですね。 ここに5つ目の対立軸が発見できました。 しかし、まだあります。 <軍内部の対立(正規兵vs退役軍人)> それは、軍隊(人民解放軍)の中における対立です。 軍隊内部の対立といっても上層部の権力闘争とは少し違います。 それもたしかにあると思われますが、 ここで問題にしたいのはそのことではなく、 「退役軍人」の問題です。 前回もご紹介したとおり、中国における人民解放軍とは、 実質的に最高権力を有するため、 その人民解放軍に属するということは、 様々恩恵を被ることができるのは想像に難くありません。 しかし、「退役」すると話はまったく別になりまして、 恩給どころか就職斡旋さえもしてもらえず、 退役即失業となってしまうため、退役軍人にとっての 深刻な不満材料となっているのです。 【参考】山東省煙台市2千人の退役軍人は集団陳情(新唐人日本) http://www.ntdtv.jp/xtr/2007/07/html/n57357.html 中国の退役軍人は待遇と福利の問題が適切に解決されていないため集団で抗争する現象は日々際立ってきて、中共の「人民解放軍」設立80周年記念日の前夜に、北京、山東、広州、湖南などで次から次へと退役軍人の大規模な陳情事件が起こっています。当局は各地退役軍人の陳情に対し警備を強め、これに対して退役軍人はとても不満を感じています。 【参考】各地の退役軍人が解放軍総政治部に直訴(大紀元) http://jp.epochtimes.com/jp/2007/01/html/d33993.html 【参考】酒瓶で施設壊し…中国退役軍人1000人が暴動(iza) http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/84608/ さらに、退役軍人の数は人民解放軍のリストラの影響で 年々増えてきている。 【参考】退役軍人の騒乱:大陸社会危機の深化(大紀元) http://jp.epochtimes.com/jp/2007/09/html/d62924.html 中国退役軍人の処理は、既に大きな社会問題となっている。解放軍総政治部信訪局の発表によると、毎年少なくとも10万人余りの退役軍人が失業しており、直訴する転業軍人も増加を続けている。軍人には、服役期間において技能を学ぶ機会がないため、退役すれば即失業となる。農村戸籍の復員兵は、農村に戻ることについて更に不満を感じている。 つまり、不満分子の数が年間10万人単位で増えている ということは、それだけ深刻な社会不安要因としての 存在感が増しているというわけなのです。 <中国内部の抱える6つの対立構造(まとめ)> ここでいったんまとめておきましょう。 これまでの議論から、 中国は以下の6つの対立構造を抱えている ということがわかりました。 @ 地方vs都市の経済格差 A 都市内部の経済格差 B 北京閥vs上海閥の権力闘争 C 漢民族vs少数民族の民族問題 D 政府vs人民解放軍の緊張関係 E 正規軍vs退役軍人の格差 そうなると、絵もこんな感じで結構複雑になります。 そして、この対立構造は さらに2つの側面から捉えることができるのです。 どういうことかというと、 ● コミュニティ間の「ヨコの対立」だけではなく、 (@都市vs地方、B北京vs上海、D政府vs軍) ● コミュニティ内にも「タテの対立」を抱えている (A都市内格差、C民族問題、E正規兵vs退役軍人) ということです。 この対立構図を抑えておきましょう。 もちろん、このシリーズの最初に申し上げたように、 こういう対立構図(問題)があるから中国は分裂するのだ と早急に結論を下すつもりはありません。 トリガーの問題を考えなければいけないのは 承知しております。 肝心のこの点については、後ほどじっくり考察しますが、 とりあえずは、中国内部にはこういう対立構造を 抱えているという内情を抑えておいた上で、 次は海外との関係を見ていきたいと思います。 (次回に続く) http://keyboo.at.webry.info/200711/article_1.html 最後までお読み頂きありがとうございました。 当ブログは下記ランキングサイトに参加しています。 この記事があなたのお役に立てましたら、 是非清き一票をよろしくお願いします!! ![]() ![]() (ご参考) 「中国情勢」をもっと深く知りたい方におすすめの本
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本質 2008/04/07 10:39 |
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