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本日(10/1)より民営化郵政がスタートしました。 実は、今の段階で、 「郵政民営化をすべきだったかどうか」についての 私の答えはありません。 なぜか。 それは自分がこれまで「郵政民営化」の問題について、 真剣に考えてこなかったからに他ならないのですが、 では、なぜこの問題を考えてこなかったのか。 それは、ひとえに 「自分と郵政との関わりがあまりにも少ないため、 民営化しようがしまいが関係ないと思っていた」 からです。 私は郵便局に口座がありませんので 「ゆうちょ」のお世話になることはありません。 また、郵便といっても「はがき」を出すのは年賀状くらいなもので、 こちらもお世話になることはあまりない。 「かんぽ」にしても、民間の生保にどっさり入らされているので、 これまたお世話になったことがない。 という感じで、私自身と「郵政」との関わりがほとんどないのです。 だからこの問題にこれまで関心がなかったし、 私のような人は決して少なくないと思うんですね。 では、「郵政民営化」の問題は、 私のように郵政にかかわりの薄い人にとっては 本当に関係ない話なのでしょうか。 実は、そうでもないんですねえ。 だから、ここでこの問題を取り上げるわけでありますが。 じゃあ、何でまたこの問題を取り上げるのか。 一体、郵政民営化の問題が 国民全体にとって、どういう関係があるのか。 そして、「郵政民営化の本質」とは何なのか。 今回のシリーズのお題はこれでいきます。 実は、この問題は、日本の財政・金融面における 非常に大きな問題が投影されていることが見えてくるのです。 <そもそも「郵政民営化」とは何をするのか> そもそも「郵政民営化」と言っても、 何がどういうスケジュールで行われるのかすら知りません。 そりゃそうですね。関心がなかったわけですから。 というわけで、まずはそこからはじめることにしましょう。 【参考】郵政民営化(wiki) http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%83%B5%E6%94%BF%E6%B0%91%E5%96%B6%E5%8C%96 ご存知の方には説明するまでもないのですが、 「郵政民営化」とは、「郵政三事業(郵便・貯金・簡保)」を 「日本郵政」という持ち株会社の元に 4社に分割することです。 もちろん、「民営化」ですから国の機関ではなくなります。 では、国の機関でなくなるとはどういうことなのか。 それは、 @ 政府保証がなくなる A 株式を上場させて、民間が株主となる B 従業員が「公務員」でなくなる こと、つまり「普通の会社」と同じになるということです。 【参考】民営化のスケジュール では、普通の(上場)会社になるとはどういうことなのか。 それは、 @ 倒産の可能性がある A 株主のために利益を上げる(儲ける)必要がある ことを意味します。 つまり、失敗したときに国が面倒を見てくれないので、 株主のため、また倒産しないために営利を追い求める ことになるわけです。 そして、当然民間と同じ土俵に立つわけですから、 競争が促進され、業界のサービス向上が期待できるというのは これまでの国鉄や電電公社の例から見ても 想像できるわけですね。 さらに民営化して儲かって、国に税金が入ってくれば、 財政には貢献するし、いいことばっかりのような気がします。 しかし、本当にそう考えていいのでしょうか。 2005年の郵政選挙で民営化を支持した国民は、 今でもそう思っているのでしょうか。 <何のための民営化なのか> あれだけ小泉さんに歴史的勝利をもたらしたのだから、 さぞかし国民は郵政民営化に大賛成なのかと思いきや、 実は、必ずしもそうではないことが伺える。 【参考】郵政民営化その後(三輪のレッドアラートさん) http://klingon.blog87.fc2.com/blog-entry-395.html 【参考】「郵政民営化」情報(喜八ログさん) http://kihachin.net/klog/archives/2007/10/jp071001.html 【参考】自ENDキャンペーンバナー第二弾「郵政民営化凍結」バージョン上呈 http://restororation.blog37.fc2.com/blog-entry-937.html 一様にして聞かれる声がこれ。 「一体何のための郵政民営化なんだろうか」 ということ。 しかも、その声の主は恐らく郵政関係者ではない、 一般の国民の声であること。 正直言って、私もそう思ってもおかしくない一人だから その疑問は非常によくわかる。 かつて民営化を行った国鉄や電電公社の場合の サービスはひどかった。 料金は高いわ、職員の態度は悪いわで 一般利用者からの評判も散々だった。 だから、既得権益層の様々な抵抗があったけれども 国民はその民営化の意味を理解していたと思われる。 では、「郵政民営化」の場合はどうでしょうか。 小泉さんは、郵政選挙に先立つ衆院解散後の記者会見に おいて、次のように述べました。 【参考】小泉内閣総理大臣記者会見(衆議院解散を受けて:首相官邸) http://www.kantei.go.jp/jp/koizumispeech/2005/08/08kaiken.html (引用)********************************************* 私は、4年前の自民党総裁選挙において、自民党を変える、変わらなければぶっ壊すと言ったんです。その変えるという趣旨は、今まで全政党が郵政民営化に反対してまいりました。なぜ民間にできることは民間にと言いながら、この郵政三事業だけは民営化してはならないと、私はこれが不思議でなりませんでした。郵便局の仕事は本当に公務員でなければできないのか、役人でなければできないのか、私はそうは思いませんでした。郵便局の仕事は、民間の経営者に任せても十分できると。むしろ民間人によってこの郵便局のサービスを展開していただければ、今よりももっと多様なサービスが展開できる。国民の利便を向上させる。国民の必要とする商品なりサービスを展開してくれると思っております。いまだにその主張、考え方に変わりはありません。 だれでも民間にできることは民間にと主張していながら、なぜこの郵政三事業だけは公務員でなければだめだと、大事な仕事だから公務員でなければだめだというんでしょうか。私は改革を推進しようという民主党は、民営化の対案ぐらいは出してくれるのかと思っていました。残念ながら民主党までが民営化反対、民営化の対案も出してくれない。そして自民党の郵政民営化反対、抵抗勢力と一緒になってこの法案を廃案にした。本当にこのままで行政改革できるのか、財政改革できるのか、理解に苦しんでおります。 私は、この郵政民営化よりももっと大事なことがあると言う人がたくさんいるのも知っています。しかし、この郵政事業を民営化できないでどんな大改革ができるんですか。役人でなければできない、公務員でなければ公共的な大事なサービスは維持できない、それこそまさに官尊民卑の思想です。私は民間人に失礼だと思います。民間の企業、民間の経営者は国がこうやりなさい、こういう商品を出しなさい、こういうサービスをやりなさいと義務づけなくても、国民に必要な商品やサービスを展開してくれております。なぜ今までの自民党も含めて、野党の皆さんも含めて、この郵政三事業だけは国家公務員でなければだめだというんでしょうか。これは率直に言って、選挙のときに確かに自民党も民主党も、この郵政三事業に携わる国家公務員の支援を受けている、大事な選挙支援者だと、応援してくれる人の言うことを聞かなければいけないという気持ちはわかります。しかし、これは一部の特定団体の言うことを聞くのも大事でありますけれども、国民全体のことを考えれば、民間にできることは民間に、官業は民間の補完であると。役所の仕事は民間にできないことをやるべきだということから、今は公共的な仕事でも民間人にできるものは民間人に任せなさいという時代ではないでしょうか。民間人は公共的な仕事はできない。大事な仕事は公務員がやるんだと、そういう考えはもう古いと思います。 だから、私は前々から言っているんです。郵政三事業の民営化に反対するということは、手足を縛って泳げというようなものだと。本当に行政改革、財政改革をやるんだったらば、この民営化に賛成するべきだと言っていたんですけれども、これは暴論と言われておりました。しかし、私は4年前の自民党の総裁選挙に出たときからこの民営化の主張を展開して、自民党の嫌がる、野党の嫌がるこの民営化の必要性を訴えて自民党の総裁になり、総理大臣になり、総理大臣になってからも郵政民営化が嫌だったらば私を替えてくれと言っていながら、なおかつ自由民主党は私を総裁選で総裁に選出したんです。 総理になって、衆議院選挙においても、参議院選挙においても、この郵政民営化は自民党の公約だと言って闘ったんです。にもかかわらず、いまだにそもそも民営化に反対だと。民間にできることは民間にと言った民主党までが公社のままがいいと言い出した。公務員じゃなければ、この大事な公共的な仕事はできないと言い出した。おかしいじゃないですか。 私は、そういう意味において、本当に行財政改革をやるんだったらば、公務員を減らしなさいということはみんな賛成でしょう。郵政事業に携わる国家公務員、約二十六万人、短時間の公務員を入れると約十二万人、併せて約三十八万人が郵政事業に携わっている。郵便局の仕事に携わっている。これは本当に公務員じゃなければできないんでしょうか。私は民間人に開放するべきだと思って民営化を主張してまいりました。なぜ、三十八万人の公務員じゃなければ、この郵便局のサービスは展開できないんでしょうか。私は郵便局は国民の資産だと思っている、過疎地でもなくなりませんよと、今の三事業のサービスは過疎地においても、地方においても維持されつつ、民間人に任せても十分できますよということを言っているんです。 そういうことから、今回、私は本当に国民に聞いてみたいと思います。本当に郵政民営化は必要ないのかと。公務員の方が民間人よりも公共的な大事な仕事をするのかと。私はそうじゃないと思います。民間人でもどんどん公共的な仕事をできるものならやってもらいたいと思っております。 今、確かに残念ながら、参議院で今日この法案が否決され、廃案になりました。言わば国会は郵政民営化は必要はないという結論を下したわけですが、私はいまだに郵政民営化は、本当に行財政改革をするんだったらば、将来、簡素で効率的な、余り政府が関与しない、役所の仕事を民間に開放しようという主張を展開するならば、この郵政民営化はしなければならないものだと思っております。 (引用おわり)********************************************* 長々と引用しましたが、ここからわかることは何か。 実は、小泉さんは、 「公務員でなくても民間人でもできる」 とは言っていますが、 「今の郵便局のサービス水準が悪い」 とは一言も言っていないということです。 たしかに、郵便局の仕事は国家公務員でなくても できるのではないかと私も思います。 しかし、そのことと、今の郵便局のサービス水準が悪い こととはイコールではありません。 これは一体何を意味するのか。 それは、国民は今の郵便局のサービス水準に 特に不満を感じているわけではないのではないか ということです。 実際、郵政民営化に賛成した人の中でも、 今の郵便局のサービスに大きな不満を持っていた人は 少なかったのではないでしょうか。 これは国鉄や電電公社の場合と決定的に違う点かもしれません。 従って、何のための民営化なのか、 冷静になって考えてみると、非常にわかりにくいことに なってしまった。 しかも、国の保障がないために、 不採算地域の郵便局が切り捨てられてしまうのではないか という明確な不安だけがクローズアップされることになった。 【参考】郵政民営化で小為替手数料10倍、自治体や同人誌「痛い」(日経) http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070930AT1G2901M29092007.html 【参考】郵政民営化で簡易局4分の1閉鎖 地方の利用者不便に(中日) http://www.chunichi.co.jp/s/article/2007092390071339.html 【参考】過疎の郵便局続々閉鎖、受託の農協が撤退…民営化で競合(読売) http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070930it02.htm?from=top 【参考】郵政公社と自治体が火花 高すぎる公金の振込手数料 http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2007092802052319.html こうしてみると、今般の「郵政民営化」というものが 少なくとも、「郵便局のサービス向上」を 主眼としたものではないことがわかる。 では、一体何のための「郵政民営化」だったか。 ただの公務員減らしのためだったのでしょうか。 はたまた、巷で言われている、 郵貯・簡保を外資に売り渡すための「売国奴」政策だったのか。 【参考】撤回を 矛盾だらけの郵政民営化法案(JANJAN) http://www.news.janjan.jp/government/0505/0505267521/1.php 【参考】郵政民営化とは、郵政ロックフェラー化の事だったんです http://www15.ocn.ne.jp/~oyakodon/newversion/yuuseiminneika.htm 色々調べてみると、 これは非常に深〜い深〜い問題であることがわかりました。 そしてその本質は、郵便局の統廃合とか ゆうちょ銀行の民業圧迫懸念とか、 そういう表層的なところからは見えない、 実に深いところに潜んでいることも見えてきました。 では、その本質とは何なのか 次回以降迫っていきたいと思います。 (次回に続く) http://keyboo.at.webry.info/200710/article_2.html ←あなたのお役に立てたらクリックしてください(ご参考) 「郵政民営化」をもっと深く知りたい方におすすめの本
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「郵政米営化」スタート
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米流時評 2007/10/02 20:15 |
2007年10月1日郵政民営化スタート:何時の日か赤い〒ポストを必ず再び国民の手に取り戻す戻すこ.....
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エクソダス2005《脱米救国》国民運動 2007/10/02 20:16 |
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「らんきーブログ」ぶいっちゃんが新たなトラックバック・センターを創設しました。「いつ福田内閣が『頓死』して解散総選挙になるかわからない」状況です。がんがんTBを送って、総選挙に向けての士気を高めましょう! ...続きを見る |
喜八ログ 2007/10/03 21:00 |
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郵便貯金資金委託運用 |
tron 2007/10/02 12:30 |
(2) 資産管理銀行 |
tron 2007/10/02 12:31 |
郵政民営化が決まったとき、こんな記事を書いたところがあります。今でも僕の意見はこの通りですね。 |
Baatarism 2007/10/02 12:50 |
Baatarismさん> |
新快速 播州赤穂行き 2007/10/02 23:29 |
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