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help リーダーに追加 RSS 朝鮮半島統一シナリオはなくなった?(その3:政治生命を賭けたノムヒョンの狙い)

<<   作成日時 : 2007/09/13 00:31   >>

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「統一に伴う莫大なコスト」と「援助のコスト」とを天秤にかけて
後者を選択した韓国。リスク・リターンの観点からいけば
極めて合理的な選択である。


しかし、一方でそれは
「統一の意思がない」ことを意味する。


では、ここで問題です。

「韓国は『北朝鮮と統一する意思がない』ということを
公に宣言することができるのでしょうか」





<自らのホンネを米国にギャランティさせる>


それは、メンツを重んじる韓国人のメンタリティを考えると
無理だと考えるほうが自然だと思います。
個々人ベースでは別にして、対外的には少なくとも。


従って、自らのメンツのために、対国際社会的には

「韓国は同じ民族として北朝鮮との統一を強く望んでおり、
それに向けて努力を重ねているのだ」

という「タテマエ」をアピールしておく必要があるのです。



そう考えると、
先に見たノムヒョンが執拗にブッシュに迫った理由が理解できる。


つまり、

「自分たちは北と和平を結ぶ気満々なのだが、
そもそも和平を結ぶためには朝鮮戦争を終結させなければならない。

しかし、それは(協定の)当事者である米国のおかげでできない。
だから統一への強力な意思を示すために
米国に戦争終結の条件提示を迫ったのだ」

という「タテマエ」。



そのブッシュの答えが

「北朝鮮が核放棄しないと朝鮮戦争は終結しない」

であることは当然織り込み済み。


では、そこに隠れている「ホンネ」とは何か?


それはこれまでの話の流れから考えると、

「米国が朝鮮戦争を終結させないことが、
半島統一の妨げとなっているように見えるため、
朝鮮半島統一シナリオがなくなったことをギャランティさせる」


ことであることがわかりますよね。


従って、ノムヒョンからしてみれば、

「私は戦争終結の条件提示をするところまでやったのだ」

と大々的にアピールすることができる。


しかし、これが「誰に対する」アピールなのかが、
この先を考える上では重要となってくるわけなんですね。


そして、そのアピール先を考えるという問題は、
「なぜ、統一する気がないのに南北会談を行うのか」
という疑問に対する答えを考える上でも重要になってくる。


では、その「アピール先」とは誰なのか。






<ノムヒョンの政治生命を賭けた国内世論対策?>


その答えに行く前に、少しだけおさらいなのですが、
このノムヒョンという大統領は、韓国史上最低の人気を誇っており、
一度は弾劾訴追までされたお方であるということを
確認しておかなければなりません。

【参考】盧大統領の支持度、歴代大統領で「最悪」
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=82471&servcode=200&sectcode=200
【参考】盧武鉉韓国大統領弾劾訴追
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9B%A7%E6%AD%A6%E9%89%89%E9%9F%93%E5%9B%BD%E5%A4%A7%E7%B5%B1%E9%A0%98%E5%BC%BE%E5%8A%BE%E8%A8%B4%E8%BF%BD


また同時に、韓国という国において大統領を経験された方々は、
辞任後ほぼ間違いなく逮捕されているという事実も
あわせて確認しておかなければなりません。

【参考】どの韓国大統領も、引退すると惨めな人生をおくるのはナゼ?
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa969119.html
【参考】歴代韓国大統領の軌跡
http://brain.exblog.jp/2532438/


このセオリー通りに考えると、
来年満期を迎えるノムヒョンも、かなりの確率で逮捕されると
考えるほうが自然だ。


後継者が自分の反対勢力であればなおさらだ。
だから、次期大統領選挙は自分にとって死活問題となる。
自分がシャバに残るためなら選挙介入でも何でもやりまっせ。


【参考】韓国大統領 野党候補を告訴 選挙目前、独善…与党も批判
http://www.sankei.co.jp/kokusai/korea/070908/kra070908001.htm


でも、それだけでは足りない。
やっぱり最後に少しでも支持率上げておかないと。


野党候補に負けないためにはレガシー(遺産)が必要だ。


だったら「南北会談」は格好の材料となるじゃないか。
つまり、「アピール先」は韓国世論なのではないかと。

【参考】南北首脳会談延期は大統領選挙用か?
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=90350&servcode=200&sectcode=200


ということは、
ノムヒョンにとっての「朝鮮半島統一問題」は、
自らの「政治生命」を賭けた、「国内世論対策」である
という見方ができるのではないかというわけなんですね。



老後のお屋敷なんかを造ってるばやいじゃないぞ!!

【参考】「盧武鉉タウン」、相次ぐ買い増しで6倍に拡大
http://www.chosunonline.com/article/20070908000035


(おわり)



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