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「政局」とは「権力闘争」である。 その「闘争」の舞台には、立ち回る役者が要る。 総裁選の攻防から見えた3人のキングメーカー。 小泉さんの先制攻撃で、戦いの火ぶたが切って落とされた。 【参考】平沼氏らの自民復党、小泉氏が反対意向…伊吹幹事長に助言(読売) http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070926ia24.htm 福田陣営も、麻生さんを支援した鳩山さんを ナンバー2の処遇で迎え、したたかに囲い込みを開始。 麻生陣営切り崩しの一手を出し始めた。 【参考】新内閣ひな壇の席順が決定、鳩山法相は「ナンバー2」に http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070926ia02.htm (根が正直なのか、鳩山さんご満悦な顔してたなあ。 写真なくてすいません。) しかし役者は党内だけではありません。 今回の政局を占う上で、最大のカギを握るであろう人物は 自民党の外にいる「あの人」ですよね。 <「政局の男」見参!> もちろん、それは参院選の大勝で 一躍時の人となった、民主党の小沢代表です。 「格差是正」をキーワードに、自民党がいわゆる改革政党に変わる 過程において捨てた勢力を見事に拾い上げることに成功した。 時代が大きく変わるときに起こる揺り戻しの波に 見事に乗っかったわけですね。 【参考】小沢民主党大勝の原因を探る http://keyboo.at.webry.info/200707/article_22.html 今回の「政局」の主役に、彼が躍り出た瞬間でした。 「政局の小沢」という名のとおり、彼にとって、 一世一代の大勝負を仕掛ける舞台が用意されたわけです。 小沢さんは、ご存知の方も多いかと思いますが、 自民党出身、橋本派の元大幹部。 橋本派といえば、田中派の流れを汲む派閥ですよね。 一方の福田さんは、 言わずと知れた福田赳夫元首相のご子息である。 この二人の関係から、 「因縁の対決再来」と評する向きもあるようです。 【参考】平成の「角福戦争」が始まる 民主、高まる対決ムード(iza) http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/84652/ 【角福戦争】 佐藤栄作首相の後継者を決める1972(昭和47)年7月の自民党総裁選で、佐藤政権を支える両輪だった田中角栄通産相(元首相)と福田赳夫外相(元首相)が激突。佐藤首相は福田氏支持を表明したが、田中氏がこれに逆らって佐藤派の3分の2を確保する多数派工作を展開し、田中政権が生まれた。その後も田中派と福田派は激しく対立。田中派の流れをくむのが現在の津島派で、福田派は現在の町村派。民主党の小沢一郎代表はかつて田中派に所属し、田中元首相の秘蔵っ子と呼ばれた。福田康夫元官房長官は福田元首相の長男。 とくにこのお方は、いつにも増してボルテージを上げておられる。 【参考】「転げ落ちる」真紀子が吠えた「平成の角福戦争」勃発(夕刊フジ) http://newsflash.nifty.com/news/ts/ts__fuji_320070926013.htm 福田首相の人物評を聞かれた真紀子氏は「プライドとコンプレックスがない交ぜになっている。非常に官僚的で冷たい発想をする。派閥から抜けられず、(かといって)つきあいが狭く仲間がいない。いつもひとりでご飯を食べているのを見かける」と、いいたい放題で批判した。 では、この「福田VS小沢」の対決は、 本当に「平成の角福戦争」なのでしょうか。 <これは「平成の角福戦争」ではない> 私はこれまでの分析を踏まえると、 実はそうではないんじゃないかという気がしております。 この絵を見て頂ければわかるように、 福田さんは自民党内のキーパーソンではない。 彼は「新5人組」に担がれた人だ。 つまり、小沢の敵は福田ではない。 彼を担いだ元締めの人物こそが、小沢の本当の敵である。 その人物とは、何を隠そう「野中さん」になるわけですね。 【参考】キングメーカーの復活? http://keyboo.at.webry.info/200709/article_23.html では、小沢さんと野中さんの関係はどうなのでしょうか。 色々調べてみたのですが、これまた「最悪」です。 【参考】野中広務 素顔と軌跡 http://www.ganism.com/gogai/nonaka45.htm 「今日までの東京都知事選の候補者決定の仕方、消費税五%引き上げの提案等を政策集団と言いながら、全く仲間と協議せずやって行く小沢氏に、二世議員で親の選挙財産をそのまま引継ぎ、地域の国民の苦労と声を自分の皮膚で感じ取ることの出来ない彼の政治手法に独裁者の恐ろしさを見た私は徹底的に闘うことを誓いました」としたうえで、「その私の生き方が、また、国民の批判を受けるならば、それは私が甘んじて受けるべきことだと考え、残り少ない人生ですが、自分の心に恥ずかしくないよう生きようと考えております」と自戒もしている。野中と小沢はついに「宿敵」となった。 ついでにもう1つ。 【参考】野中広務とその時代 http://home.owari.ne.jp/~fukuzawa/nonaka.htm (引用)*************************************** 6.公明党を小沢から奪う 小沢一郎が経世会の中で力を蓄え、やがて分裂して自らの派閥をつくることができた背景に、公明党書記長の市川雄一、ひいては池田大作創価学会会長との太いパイプがあった。93年夏に細川政権を誕生させた立て役者の一人は市川である。 市川は池田会長の覚えがよかった。1976年に初当選し、86年に国対委員長に起用され、当時官房副長官だった小沢と意気投合した。細川内閣の組閣前日、池田は長野市で行われた学会本部幹部会で、こうスピーチした。 「スゴイ時代にはいりました、ね! そのうちデージンも何人か出るでしょう。まあ、明日あたりですから。みんな、皆さん方の部下だからそのつもりで。日本一の創価学会ですよ。明日の新聞楽しみに。まだ言うのは早いんですけどね。これからですよ本当の仕事は」 翌年、市川は小沢と新進党を結成した。しかし、これを境に、自民党の創価学会攻撃が猛然とはじまる。そして、その先頭に立ったのは、いうまでもなく「政界の狙撃手」と恐れられた野中広務だった。 野中はまず、学会発行の「聖教グラフ」に目を付けた。そこに池田が外国の要人と会見する写真がたびたび掲載されていた。問題は写真のバックに映っているルノワールとかマチスといった有名画家の絵だった。 野中はその絵を創刊号からすべて調べあげ、学会が届けている資産リストと照合した。その結果、届けられていない資産がかなりあるらしいことがわかった。野中はこの事実を公然とは発表せず、それとなく漏らした。学会としてはこうした野中の行動が不気味だった。 さらに、池田側近で「公明」代表の都会議員・藤井富雄が暴力団の組長と密会したところを撮られたビデオを自民党の亀井静が入手したという情報がもたらされた。情報の出所は野中広務だった。野中に脅されて、学会はふるえ上がった。 村山内閣が発足し、非自民政権が崩壊すると、自民党の公明・創価学会攻撃はさらに熾烈になった。自治大臣となり国家公安委員長の地位に就いた野中は「オウム事件の捜査が宗教法人の壁に阻まれた。法改正の必要がある」と言い出した。 そして95年秋の国会で、創価学会に拘わる宗教法人法改正が行われた。これに先立ち、創価学会会長の秋谷栄之介が国会に参考人として呼ばれた。「このまま野中と対立していたら何をされるかわからない」という恐怖心が学会に広がった。 小沢と「一・一コンビ」を組んでいた市川書記長は更迭された。公明党は新進党から離脱し、小沢と距離を置くようになった。そして創価学会は野中に叩かれるたびに恐怖心を募らせ、野中に接近していった。こうして野中は公明党を小沢から奪い、「自公連立政権」を作りあげた。 野中は自民党の他の議員が直接公明党と接触することを許さなかったという。公明党への窓口を自分だけにしぼることによって、野中はさらに自らの権力基盤を盤石なものにした。自民党のみならず、社会党と公明党を握った野中はいまや権力の頂点に立ち、「影の総理」とまでいわれるようになった。 (引用終わり)**************************************** 人間の「怨念」ってほんと恐ろしいですよね。 こういう人が背後にいる福田さんに対して、 小沢さんが妥協するとは考えられない。 ここに、第4の対立軸が浮かび上がったのです。 しかし、最後にもう一つ忘れてはならない存在があります。 <心揺れる公明党> それは、 自民党の連立相手である「公明党・創価学会」です。 【参考】公明党(wiki) http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AC%E6%98%8E%E5%85%9A 公明党は、その支持基盤が非常に強固であるため、 支持数は全有権者の5%ほどしかないにも関わらず、 政権の「キャスティングボード」を握っているとさえ言われています。 事実、自民党は公明党の選挙協力なしには 選挙に戦えないという事情があり、これまで「自公連立」は 双方にとって、都合よく機能してきたようです。 (ちなみに「自公連立樹立」を取り仕切ったのは、 実は野中さんだったりするわけですが。。。) 【参考】野中広務(wiki) http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8E%E4%B8%AD%E5%BA%83%E5%8B%99 この良好な関係を維持してきた両党ですが、 参院選の惨敗を期に、そのほころびが少しずつ 表面化しつつあります。 特に、公明党内の自民党に対する不信感は相当なものが あるようで、先の参院選における党勢の衰退も、 「安部政権の失速に巻き込まれた」として、被害者意識炸裂。 【参考】公明党、「安倍離れ」模索・参院選惨敗で太田氏ら不満(日経) http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070823AT3S2201R22082007.html 大田昭宏代表は事務所費問題など閣僚不祥事を巡る安倍晋三首相の対応に不満を示し、地方代表からも政権批判が続出した。党内に「安倍離れ」を模索する空気が出始めていることをうかがわせ、今後は自民党との政策調整などで独自色を強めることになりそうだ。 公明党にとっては、自民党が政権政党でなくなれば、 選挙協力する意味などないわけで。 「『政権』の切れ目が『縁』の切れ目」といったところでしょうか。 「カネ」と同じですね。 【参考】公明ジワリ距離感 連立見直しの声、創価学会は首相に不信感(産経) http://www.sankei.co.jp/seiji/seikyoku/070822/skk070822000.htm 【参考】公明に募る「自民不信」(読売) http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin2007/feature/0001/fe_001_070330_01.htm 【参考】麻生氏固辞 挙党の思惑はずれ(産経) http://www.sankei.co.jp/seiji/shusho/070925/shs070925014.htm (引用)*************************************** 衆院での首相指名選挙直前に、福田は国会内で開かれた公明党の代議士会に顔を出した。 「ここに来ても特別な所に来た気がしない。しっかり協力関係を築き、誠心誠意つとめたい」 久々のハト派政権を歓迎する公明党は大きな拍手で福田を迎えたが、続いてあいさつした自民党幹事長の伊吹文明の言葉に、前代表の神崎武法らの笑顔が一瞬消えた。 「政策は大事だが、人間の信義というものがある。苦しい時も約束を守る。うれしい時に有頂天になり、苦しい時にした約束を忘れるようでは、どんなに政策が立派でもこういう人間関係はうまくいきません」 伊吹にも拍手が送られたが、ある公明幹部は「『自民党の弱みにつけ込むようなマネはするな』とクギを刺しにきたのか」といぶかる。 7月の参院選で愛知、埼玉、神奈川で現職候補を落とす歴史的大敗を喫した公明党は、その敗因を「自民党に追随しすぎ、ブレーキ役を果たさなかったためだ」と結論づけた。支持母体の創価学会からも「閣外協力も視野に入れるべきだ」との声も上がる。 13日昼に開かれた公明党衆院議員団会議では、国土交通相の冬柴鉄三が「自民党といつまでも『親密なだけの関係』を続けていてよいのか。自民党は選挙で応援してほしいだけなのかもしれない。考えを変えていかなければいけない」と言い切った。長く自民党とのパイプ役を務め、「自民党よりも自民党らしい」といわれてきた冬柴の発言だけに周囲は驚いた。 閣僚差し替えを最小限にとどめ地味なスタートを切った福田政権。25日夜、福田と公明党代表の太田昭宏との初の党首会談がなごやかに行われたが、自公の絆(きずな)にはすでにほころびが見え始めている。 (引用おわり)************************************ そんな不協和音を小沢さんが気づかないはずがなく、 これ見よがしに支持母体の創価学会に接触。 水面下で、またしたたかに行動を開始しました。 【参考】asahi.com:民主・小沢氏、秋谷創価学会会長と会談 政界再編視野? http://b.hatena.ne.jp/entry/1754060 【参考】参院選直後、仮病を使い小沢一郎が創価学会幹部と密談 (真偽のほどは定かではありませんが、一応その動画) <揃った5人の役者たち> 「麻生憎し」から福田擁立に動いた野中。 チルドレンを率いて政局に絡む意志表示をした小泉。 総裁選で「負けて勝ち」、民意を見方に下野した麻生。 参院選で大勝し、ゲームのペースを握った小沢は、 心揺れる公明党に「愛のまなざし」を送り始めた。 さあ、これで舞台の役者が揃いましたね。 これからあちこちで火花が飛び散りそうな気配。 これぞまさに「政局のはじまり」です。 (そんなことしてる場合じゃないような気もするが。。。) 【追記】 今回のシリーズはこれで一旦終了し、 次回から新シリーズを開始いたします。 ただ、政局の動きはこれからも追っかけていきます。 その内容に関しては、毎週あるいは隔週末に 「政局ウォッチ」としてアップデートさせて頂きます。 ←あなたのお役に立てたらクリックしてください(ご参考) 「政治」をもっと深く知りたい方におすすめの本
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早速始まりよったな
こんな野郎が「保守本流」を自任するなど、笑止千万だ!古賀選対委員長 靖国神社問題は解決の必要あり(産経新聞) 自民党の古賀誠選対委員長(日本遺族会会長)は24日、党本部での就任記者会見で、靖国神社問題について「福田(康夫)総裁と私は全く同じ方向だ」と述べ、.. ...続きを見る |
閣下の憂鬱 2007/09/28 21:21 |
中国悪魔の辞典『平和』
中国政府「悪魔の辞典」 【へ】『平和』 【他項目】[解放] [文化交流] ------- 「中国」の平和(=支配) 「中国の軍事パレード」 (TIME誌)------- 「中国」が云う「平和」は、「中国」の支配下にある状態を意味する。「 ...続きを見る |
博士の独り言 2007/09/28 22:00 |
政権政党
政権政党というのは、一見仕事をしているように見えますね。まあ、仕事はしているんで ...続きを見る |
本質 2007/09/29 13:48 |
国連特使ガンバリ氏がんばる、ミャンマーでスーチーさんと初会見
||| 国連特使ミャンマーでスーチー女史と会見 |||ミャンマーのジュンタ軍事政権、スーチー女史に初の特別外出許可 僧侶の民主化抗議デモ弾圧紛争で首都訪問の国連特使と会談のため ...続きを見る |
米流時評 2007/10/01 11:25 |
授業音声ダウンロードの利用法
トラックバック失礼いたします。迷惑でしたら申し訳ありません。私は伊藤塾に通う大学生で、現在法科大学院に向けて勉強中です。ブログでは伊藤塾について書き綴っています。よかったら遊びにきてください。 ...続きを見る |
伊藤塾に通ってる大学生のブログ 2007/10/01 23:39 |
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2007/10/05 16:15 |
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