途転の力学

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help リーダーに追加 RSS 安倍首相辞任の背景を探る(その2:「職を賭す」発言は米国からの最後通牒の表れだった?)

<<   作成日時 : 2007/09/13 17:57   >>

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あまりに唐突な辞任表明を示唆していたかのような
あまりに唐突な「職を賭す」発言。
そして、その発言前にブッシュとのサシ会談が行われていた事実。


これらを結びつける「カギ」は一体何なのか。




<「職を賭す」発言は米国からの最後通牒の結果か?>


「職を賭す」発言が出る前に行われた安倍・ブッシュ会談では
一体何が話し合われたのでしょうか。


当然、言うまでもなく「給油活動延長問題」に決まってますよね。

【参考】安倍首相と米大統領が会談 APEC首脳会議
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/e20070908014.html?C=S

大統領は、海上自衛隊がインド洋で実施している多国籍軍艦船への
給油活動の継続を要請
首相も、活動の根拠法であるテロ対策特別措置法の期限が
11月1日に切れることを踏まえ、活動継続に向け、全力を尽くす考えを伝えた。



何だ、そんなの今回に始まったことじゃなくて、
前にもこんなやり取りはあったんじゃないかと思われるかもしれませんが、
参院選後にブッシュと安倍さんがサシで会話したのは
これがはじめてなんですね。


そして、そのブッシュとの会談後に例の「職を賭す」発言が出た。

【参考】安倍首相:給油継続に「職を賭す」発言、事前に準備
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/kokkai/news/20070911k0000m010145000c.html


果たしてこの発言は本当に彼の意思だったのだろうか。


これは前回も書きましたが、
確かに「給油継続」が非常に重要なのはわかりますが、
参院選で大敗しても辞任しなかった安倍さんが、
この問題が自分の「職を賭す」ほどの重大な案件であると
「自らの意思で」考えたとはどうしても思えないんですね。



それよりも、ご自身の意思ではなく、
「誰かに事の重大さを気づかされたから」と
考えるほうが自然なのではないでしょうか。


実際、ブッシュと会うまでは、
この「テロ特(給油継続)」と「政治生命」を絡めた発言を
安倍さんの口から聞いたことがないことからも
裏付けられるような気がする。



じゃあ、何があったのかと考えると、
安倍さんの心変わりの間にあったのは、
ブッシュとの会談だったということになるわけで。


そう考えると、状況証拠的には
ブッシュの「要請」はただの要請ではなかった可能性が高い。


それは単なる「給油延長」の「要請」ではなく、

「おまえが総理をやめてでも何としても実現させろ」

という「厳命」が課された可能性が高いのではないか。


ということは、あのブッシュ・安倍会談は、

「ブッシュから安倍さんへ最後通牒が突きつけられた場」

であったのではないかと推察することができる。


つまり、安倍さんに「職を賭す」発言をさせた背景には
米国の意思が働いていた可能性が高いと考えられはしないか
というワケなんですね。



では、その最後通牒を突きつけられた安倍さんは
どういう行動を取ったのか。


そして、所信表明演説後に辞任を表明した理由は
何だったのだろうか。






<最後の望みが絶たれたのが所信表明演説後だった?>


自分の身を捨ててでも、給油活動延長を米国に厳命され、
延長が叶わなければ、米国は安倍内閣を潰しにかかるという
意思を受け、「退陣表明」までさせられた。


このまま民主党が妥協してくれなければ、
どの道自分の運命が終わる。
「特措法延長」はダメでも「給油」なら話し合いができるかもしれない。

【参考】首相、小沢氏と会談へ 海自の給油活動めぐり「できるだけ早く」(9日)
http://www.sankei.co.jp/seiji/shusho/070909/shs070909005.htm


一縷の期待に望みを賭けて日本に帰国した安倍総理。
しかし、ふたを開けて見ればその3日後に退陣。
その間に一体何があったのか。
10日からの動きを詳しく見てみようと思います。



(10日)


「テロ特」の延長から「給油新法」に転換して
民主党の態度が軟化するかと期待したが、そうは問屋が卸さなかった。


完全にペースを握っている小沢氏は「給油」にも反対の方針を表明。
これは10日午前、所信表明演説の前のことだ。

【参考】民主党:海自給油「反対方針」確認 小沢代表ら幹部(10日午前)
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070910k0000e010082000c.html


ところが、党首会談に応じるかどうかについては触れられていない。
であれば、とりあえず午後の所信表明演説に臨もう。

【参考】「改革の影に光」首相、決意の所信表明(10日午後)
http://www.sankei.co.jp/seiji/shusho/070910/shs070910002.htm


まだこの時点では完全に望みが絶たれていたわけではなかった。





(11日)


しかし、一縷のわずかな望みが完全に絶たれてしまった。
少なくとも、打開策が党首会談しかないと考えていた
安倍さんにとっては。


所信表明演説の翌日11日、
小沢さんは一切の協議を拒否する姿勢を
会見で正式に表明したのです。


【参考】与野党協議、すべて拒否 給油継続新法案で民主方針(11日)
http://www.chunichi.co.jp/article/politics/news/CK2007091202048076.html
【参考】衆院再可決、与党方針を批判=小沢・民主代表、党首会談にも否定的−給油新法(11日)
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-11X615.html

政府・与党と野党の折衝はオープンな形を常に心掛けるべきだ。
(党首討論など)国会の論戦で十分だ



この会見で小沢さんは、
党首会談の受入拒否の姿勢を明確にしています。



確かに、実際に安倍さん側から申し入れがあったのは
12日になってからかもしれませんが、
この拒否表明を安倍さんが聞いていないワケはなく、
これが、翌日の辞任会見における
「党首会談については『実質的に』断られてしまった」という文言の
「実質的に」という部分に表れているような気がします。


いずれにしろ、
この小沢さんの会見が安倍さんにトドメを刺した。



最後の望みが絶たれたのだから、もう自分は潰される。
だったら潰される前に自ら身を引こう。


その「最後の望み」が絶たれたのが
所信表明演説の後の11日だった。
だから、所信表明後に辞任するという形になってしまった。



そう考えると、一応つじつまが合うような気がしますよね。






しかし、ちょっと待て。これもちょっと「ヘン」だ。


なぜかというと、
安倍さんは10日の時点で既に辞任を決断していたからだ。


となると、理由は他にもあるということになってしまう。


(不可解な「ナゾ」は続く。。。)
http://keyboo.at.webry.info/200709/article_12.html



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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
今晩は、管理人様。
途転の力学をまさに今演出されている政界、
安部総理の退任は複合的な問題が絡んでいるのでは、私は昨年安部内閣発足時から、「頑張れ阿部さん」と言い続けてきました。
然るに、官僚の情報リ−ク、TVがこれに乗って、あおる。

当初から決まっていた外遊、この間に組閣人選、
「麻生にだまされた」発言。
もちろんブッシュ、瑚の外圧、etc
の複合作用、中でも一番はAAコンビの独走(本来は首相のピンチヒッタとして当然かも)
鳩山(弟)の入閣、結構露骨な人選に見えたのかも??

安部総理(今日現在)はもっとしたたかで悪になって政治に取り組んでほしかった。
宮沢内閣不信任が通った時、宮沢さんは、「内政は任していた、外政に専念していた」と言っていた、今回も同じか、それ以上の逆風が吹いていた。

いつも途転的な感覚のブログありがとう。

さくら
2007/09/13 21:17
さくらさん>
おはようございます。コメントありがとうございます。私も安倍さんには頑張ってほしかったのですが、こういう辞め方をしてしまった以上、ご自身の政治生命を(結果的に)絶たれたのだと思います。残念ながら復活はあり得ないと思います。それを覚悟でこの最悪のタイミングで辞意を決意した理由は何なのか。私は福田さんが突如後継最右翼として名前が上がったところに、その真相の一端が垣間見えるような気がしています。もちろん、他に色んな要因があるとは思いますが。
新快速 播州赤穂行き
2007/09/14 09:07

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