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磐石であったはずの日米同盟に 徐々に亀裂が入りかけているという懸念は、 これまでいくつかの記事でお伝えしてきました。 【参考】従軍慰安婦問題はどう考えるべきか http://keyboo.at.webry.info/200707/article_24.html 【参考】日米同盟を永遠と考えるのは危険だ http://keyboo.at.webry.info/200707/article_8.html その一方で、逆に米中間が徐々に接近してきている様子も 見られるようになりました。 【参考】米国は中国を本当に仮想敵国とみなしているのか http://keyboo.at.webry.info/200707/article_7.html この米国の真意はどこにあるのか。 今日は政治家を操る巨大資本家になった気分で、 ちょっと頭の体操をしてみたいと思います。 なぜ、巨大資本家の視点で考えるかというと、 グローバルに活動する投資家や企業(たとえばユダヤ資本)は、 政治家の重要なパトロンになっており、 彼らの意向が外交政策・地政学的動向に 大きく影響を与えているからです。 さて、来年の米大統領選は、民主党候補(ていうかヒラリー)が 勝つという予想が大半です。 民主党政権は、夫クリントン時代を見てもわかるように、 「中国重視・Japanパッシング」のイメージがあります。 当然それはバックにある巨大資本家の意向があったからですね。 日本よりも中国の方が投資先として魅力的と考えれば、 資本家は「同盟国」の日本よりも、「仮想敵国」の中国との関係を 優先させる。 クリントン時代の日本は「失われた10年」の真っ只中。 方や中国はケ小平の改革・開放路線の真っ只中。 資本家にとって、どっちがおいしいかは一目瞭然ですよね。 「Japanパッシング」の「ウラ」にはこうした事情があったと思うのです。 では、今回民主党候補が勝ったらどうなるのか。 今回勝利すると予想されているヒラリーも、 本音では台湾有事に介入しない考えを持っていたと思いますので、 彼女が大統領になれば、中国に寛容な政策を取ることになるでしょう。 (オバマはさらに融和的) 【参考】台湾有事もう一つのシナリオ(米国の二枚舌外交の可能性) http://keyboo.at.webry.info/200708/article_4.html しかし、夫クリントン時代のように中国に底抜けに肩入れするのかどうか については、個人的にはちょっと疑問を持っていたりします。 というのは、ユダヤ資本はそろそろ中国から一旦引き上げようと しているのではないかという動きがかすかに見え始めているからです。 BRICSレポートを書いて中国ブームを作り出した 米投資銀行ゴールドマンサックスは、 昨年までに中国4大銀行を相次いで上場させて (利食いして)莫大な利益を出しました。 【参考】ゴールドマン・サックスとは http://plaza.rakuten.co.jp/HEAT666/diary/200509190000/ 【参考】Global Economics Paper No. 99: Dreaming with BRICs: The Path to 2050 http://www2.goldmansachs.com/insight/research/reports/99.pdf 【参考】銀行改革が急進行、銀行が次々に上場 http://news.searchina.ne.jp/special/06_bank.html そしてそのGSの会長であったポールソンが財務長官になった。 それから何か具体的な事実があったわけではないですが、 そろそろ本格的な利食いの準備を始めているのではないか、 そして自分達の利食いが終わるまでの間波乱が起きないようにするための パイプ役としてポールソンが出てきたのではないか。 【参考】ゴールドマンサックスと米政府の間にある”緊密な関係” http://www.redcruise.com/nakaoka/?p=179 【参考】ゴールドマン・サックスは「巨大なヘッジファンド」(フォーブズ) http://amesei.exblog.jp/4624633/ つまり、肩入れするのは自分達が利食いをするための 時間を稼ぐためではないかと。 そんな見方も出来るような気がするのです。 (今でも中国に楽観的なレポートが多い) 【参考】ゴールドマンサックス:中国で「バブル」起こらない http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2007&d=0307&f=business_0307_011.shtml 【参考】米ゴールドマン、中国の07年GDP成長率を12.3%に上方修正 http://jp.ibtimes.com/article/biznews/070724/10161.html 中国経済のサスティナビリティに関しては、 さすがに疑問を抱きはじめている人は多いと思います。 一人っ子政策の影響から来るブルーカラー労働力の不足、 経済成長と共に上昇する賃金。 【参考】高成長でも厳しい雇用環境 http://www.jpmorganasset.co.jp/promotion/brics/column/china2007_6.html ↓↓↓↓↓↓↓↓↓(引用)↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ 【参考】第14回アジア主要都市・地域の投資関連コスト比較(JETRO) http://www.jetrobkk.or.th/japanese/s2_2_246.html <中国の賃金が引き続き上昇> 2002年の賃金上昇率を公式統計でみると,中国の賃金上昇が続いていることがわかる。都市別では,北京,大連,瀋陽,重慶が10%を大きく超える一方,中国国内でも賃金水準の高い上海,深せんは比較的上昇率が低かった。香港,台北,シンガポール,バンコクはマイナスだった。ジャカルタは賃金上昇率に関する公式統計がないため,法定最低賃金の推移で賃金の傾向をみると,99年以降49.0%,23.8%,38.7%と年々大幅に上昇していたが,2003年以降は6%台にとどまっており、現地通貨ベースの賃金インフレは沈静化している。しかし,通貨ルピアの対米ドルレートは前年に比べて6%上昇しており,米ドルベースでの賃金負担は軽減していない。 社会保障負担率(雇用者負担分)を国・地域別にみると,深せんを除く中国の各都市が20〜40%台と,他の国・地域と比べて非常に高い。低賃金が中国の強みの一つであるが,人件費では社会保障負担を含めたトータルコストを考慮する必要がある。 ↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑ 完全純粋なる資本主義から脱却するに従ってコストが上昇し、 資本家にとっての「旨み」がだんだんと薄れてきていると思うんですね。 そのあたりがクリントン時代と違う点だと思います。 ユダヤ資本が伝統的に民主党寄りとは言っても、 その奥にあるマインドは「投資家」ですから、 片方にbetすることはあり得ず、 共和党と民主党で「リスク分散」を図るような気がしますし、 対日本でも同じなのではないかなあと。 (特に米国は党議拘束がゆるいので、所属政党が日本ほど 議員に色をつける状況にないという話を聞いたことがあります) 二大政党制になれば、賭ける対象は「2つ」で済むわけですから 投資家にとってはありがたいですよね。 彼らが二大政党制を支持する理由はその辺にあるのかもしれない。 また、勢力がそれなりに均衡している二大政党制が実現すれば、 囚人のジレンマではありませんが、 お互いを競争させることで、より自分たち(資本家)の望む 政策を実現させることが可能になる。 (「言うこと聞かへんかったら、あっちに肩入れするぞ」的な感じで) 従って、一番後ろにいる日米政財界のインナーサークルたちは、 米国の「共和党」と「民主党」、 日本の「自民党」と「民主党」、そして 中国の「共産党」と「大紀元」を駒にして(投資対象として)、 操っていこうとするのではないかと。 つまり、みんなうまいこと天秤にかけられて 操られているということなんではないかと。 あるのは厳然たる「資本の論理」しかないのではないかと。 国境を越えた資本家が、国境の枠を超えられない国家を統制する。 実はこれがまさに「グローバリズム」の本質ではないかと 思ったりするわけであります。 以上、頭の体操でした。 ←あなたのお役に立てたらクリックしてください(ご参考) 「世界情勢」をもっと深く知りたい方におすすめの本
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東郷 幹夫の思いつくまま日記 2007/08/24 15:57 |
これでもか、北京虐殺五輪! by SAPIO
『SAPIO』8/22・9/5号は大々的に北京五輪ボイコットを主張している。欧米を中心に懸念が広がる北京五輪であるが、同五輪ボイコットの波に全く乗っていない日本政府には歯がゆさ極まる思いである。 SAPIO最新号の表紙に使われた写真は、北京五輪の欺瞞を如実に表現している良作であると思う。 巨大な看板のもとで座り込む少年は、中共の人命軽視の施策に苦しむ支那人民、ダルフールで虐殺された何十万人にも上るスーダン人、限りなく汚染されていく地球(ガイア)の悲鳴を象徴しているかのようである。 −−−−−−−... ...続きを見る |
東洋の魔笛 2007/08/31 19:57 |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
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おはようございます! |
ysbee 2007/08/07 07:41 |
ysbeeさん> |
新快速 播州赤穂行き 2007/08/07 08:19 |
(続き)あれだけの人口を抱えていますので中国経済の懐が深いのも確かだと思いますし。しかし一方で安定成長では今後は政治体制が持たなくなりますので、レジームチェンジの可能性が出てくるのではないかと、これは「期待」をしています。ただ、その際には人民解放軍の暴発懸念と中国に進出している日本企業が心配です(欧米ユダヤ資本は金融投資なのでEXITにそれほど時間はかかりませんが、日本企業は工場などの実物投資なのでそう簡単に引き上げることができないでしょうから)。 |
新快速 播州赤穂行き 2007/08/07 08:19 |
播州赤穂行きさん、いつもつっこんだ分析とわかりやすい解説を、ありがとうございます。 |
ysbee 2007/08/07 14:09 |
ysbeeさん> |
新快速 播州赤穂行き 2007/08/07 16:00 |
新快速 播州赤穂行きさん、こんばんは。 |
ナルト 2007/08/31 19:56 |
ナルトさん> |
新快速 播州赤穂行き 2007/08/31 22:22 |
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