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日本の参院選に配慮して今日になったとのことですが、 先ほど米下院で「従軍慰安婦謝罪要求決議案」が可決されました。 参院で民主党が第一党となったことで、 また大きくクローズアップされる可能性があります。 この「従軍慰安婦」の問題はどう考えればよいのか。 「ウラ」の背景には何があるのか。 過去記事の再掲で恐縮ですが、 再度この問題について、 「外交的側面」から整理しておきたいと思います。 <日本の超党派議員の意見広告が全く効果がなかった理由> 先ほど「なぜか」米国議会の下院外交委員会のおいて いわゆる「従軍慰安婦の謝罪要求決議」が可決されたようです。 【参考】米下院外交委、慰安婦決議案を可決・日本政府に謝罪求める(日経) http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20070627AT2M2700K27062007.html この手のネタは、ややもすると「お前は右だろ」「いや左だろ」 というようなイデオロギー論争になってしまう恐れがあるので、 あまり書きたくなかったのですが、「外交」という観点から見ると 今後教訓とすべき点があると思われますので、 ちょっと記事をアップしておきたいと思います。 ちなみに、この記事でこの問題の真偽を検討するつもりはありません。 ただ、個人的には様々な方面から様々な検証結果が発表されたり 発見されたりしている現状を考えると、この問題は「個別案件」として まだ検証の余地があるのではないかと考えます。 【参考】慰安婦(wikipedia) http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%85%B0%E5%AE%89%E5%A9%A6 【参考】従軍慰安婦問題(国際派日本人養成講座) http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jogbd_h11_2/jog106.html http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jogbd_h11_2/jog107.html ここで注意しなければいけないのは、 これはよく海外メディアが誤解しているのですが、 このことが「過去の戦争を正当化することにはなるわけではない」 ということです。 先の大戦に対する責任と、この「従軍慰安婦」の問題は 同列に判断すべきことではありません。 日本がアジアの人に対して悪いことはしていないと言うつもりは 全くありませんが、戦勝国が何も悪いことをやっておらず、 全て敗戦国のせいであるというのも正当な評価とは思えません。 二度と戦争を起こさないためにも、各事件・案件の検証は 「冷静・客観に」行う必要があるということです。 そうでなければ、「自己批判」を余儀なくされた敗戦国はもとより、 実は「無反省」の戦勝国が戦争を引き起こす可能性は 否定できないと思うからです。 しかし、残念ながらこの考えは欧米メディアには「絶対に」通用しません。 なぜなら、彼らは「戦勝国」の側であり、この考えを認めるということは 自分たちの正当性を崩すことになるからです。 なので、この考えは「是々非々」では「絶対に」通らないのです。 そういう意味で、決議前にワシントンポストに出された 超党派国会議員による意見広告は、 日本の世論には歓迎する向きもあったようですが、 「あるもの」が足りないために、 米国人(性格には議会の議員)の神経を 逆に逆撫でさせる結果となってしまいました。 それは一体なんだったのでしょうか? 【参考】日本の国会議員ら、米紙に「慰安婦強制性否定」の全面広告(AFPBB) http://www.afpbb.com/article/politics/2239843/1694336 答えは「パトロン」の不在です。 政治における「ロビー活動」の重要性は万国共通です。 米国はその最たるものでして、時の政権が全て親イスラエルなのも、 彼らの猛烈なロビー活動の結果なのです。 そして、ロビー活動に必要なのは当然「カネ」。 もっと正確に言えば、「『カネ』でパトロンを釣ること」です。 「パトロン」とは当然「味方になってくれる議員」のことです。 つまり、議決権のある議員をカネで買収するということです。 日本の超党派議員さんたちの行為は立派だったかもしれませんが、 彼らは正直過ぎたために「カネ」の使い方を間違えました。 この喫緊な状況で訴えるべきは「世論」ではなく議決権を持つ「議員」です。 多額の広告費は、ロビー活動にまわすべきでした。 そうすれば2票しかなかった反対票はもっと増えていたでしょう。 これは、彼らが「是々非々が通らない」という 国際社会の常識を知らなかったのか、議員への人脈がなかったからなのか、 それとも、実は日本国民に対する 単なるパフォーマンスだったのかはわかりませんが、 六カ国協議に続く、「外交」分野での日本の敗北であることは間違いありません。 これは今後の教訓として、十分認識しておくべきことでしょう。 <なぜ直接関係のない「米国」で決議されたのかを考える必要がある> そして、一方でこの問題に関して誰もが抱く 3つの疑問について考えておかなくてはなりません。 @ なぜ直接関係のないはずの米国でこの問題が取り上げられたのか A なぜあえて同盟国である日本を糾弾するような決議案が出てきたのか B なぜ今になってまたこの問題が蒸し返されてきたのか この点について、明確な答えを書いているマスコミはありませんでした。 なぜなんでしょうか。気づかないだけなのでしょうか。 それとも気づかない「フリ」をしているのでしょうか。 「普通に」考えたら、 自分に関係のない案件で仲の良い相手を糾弾したりはしないですよね。 日本が米国開拓時におけるネイティブアメリカン虐殺に対する 非難決議をするようなもんです。 そんなことわざわざしたりするでしょうか。「普通は」考えられないですよね。 ということは、日本と米国の関係に亀裂を入れたい 誰かの意図が働いていると考えるのが自然じゃないでしょうか。 なぜなら、今日米関係は民間レベルでもかなりうまくいっており、 米国があえて日本を敵視する理由は全くないからです。 【参考】米国における対日世論調査(外務省) http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/usa/yoron05/gaiyo.html そして、日本と米国の関係に亀裂が入ることによって得をする人は誰なのか という視点から考えないと、この問題の本質は見えてこないと思います。 そうでないと、上の@〜Bの疑問には答えられないからです。 では、その「誰か」とは一体誰なのか? それは、今回のこの決議案を起案したマイク・ホンダ氏の背後にいる 団体を見ればわかります。 (ホンダさん、おじいさんが熊本出身の「日系人」なのに。。。 「カネ」の力って恐ろしい。。。) 【参考】Japanese - American makes big waves in Japan(IHT) http://www.iht.com/articles/2007/05/11/news/profile.php 【参考】米議会、慰安婦決議案 中国系団体も表舞台に(産経) http://www.sankei.co.jp/kokusai/usa/070603/usa070603004.htm そして、これ以上はここでは言いませんが、 この彼の国のしたたかさは日本も是非見習うべきでしょう。 国際関係って複雑ですねえ。 こういう風に書くと「お前は右だろう」というレッテルを貼られる可能性があるので 一応申し上げておきますが、私は右でも左でもありません。 イデオロギーによるのでなく、個々の案件を是々非々で考えたいと思っています。 そして、考えた結果の答えがこれなのです。 @〜Bの疑問は「右」のイデオロギーから出てきたものではないでしょう。 事の成り行きを冷静に見ていれば、極自然に出てくる疑問のはずです。 イデオロギーにはまり過ぎると、思考停止になる危険性がありますので 十分に注意しなければいけません。 というわけでちょっと話が逸れてしまいましたが、最後に一言。 今回の件から得られる教訓がもうひとつあります。 それは、普段から様々な国と人的交流を図っておく必要があるということです。 これは実は対北朝鮮に関しても言えることなのです。 そして、それは政治家よりも出来れば民間のパイプの方がいいと思います。 【参考】一枚の写真が語る「アメリカと北朝鮮との間にだけあって日本にはない」関係(松尾文夫・アメリカウォッチ) http://homepage.mac.com/f_matsuo/blog/fmblog.html 「国交がないから」、「敵対しているから」という理由で 本当に人的交流が何もないと、交渉すら出来なくなってしまいます。 「本音」と「建前」は外交でこそうまく使い分ける必要があると思います。 この使い分けは日本人の得意分野だと思うんやけどなあ。 (P.S.)アイム・ソーリーは難しい 【参考】「アイム・ソーリー、難しい?」慰安婦決議巡り米議員(朝日) http://www.asahi.com/international/update/0627/TKY200706270090.html ちなみにこんな記事を見つけちゃいましたが、 訴訟社会米国における「謝罪」は即「賠償」を意味します。 もちろんそれがわかっていてスコット議員は言っているんでしょうけど。 だったらアイム・ソーリーは「難しい」ですよね。 【参考】日本政府は静観の構え、慰安婦決議案可決で http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070627AT3S2700B27062007.html そういえば、この問題を極めて冷静に分析されていた方がいたなあ。 【参考】米国議会が「慰安婦」問題にご執心の理由(国際派時事コラム「商社マンに技あり!」) http://blog.mag2.com/m/log/0000063858/108319669.html?c=pol (この方のコラムは毎回読ませてもらっていますが、かなりお勧めです!) ということは、これは日米分断の意図のある彼の国と 米国の金欲弁護士軍団の利害が一致して結託したというわけか?? 「人権」も「正義」も「カネ」次第か。はあ〜。。。 ←あなたのお役に立てたらクリックしてください(ご参考) 「世界情勢」をもっと深く知りたい方におすすめの本
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| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
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「【再掲】「従軍慰安婦問題」はどう考えるべきか」について
「【再掲】「従軍慰安婦問題」はどう考えるべきか」について 本人たちの偽証言で何故60〜80前のことを蒸し返すのか、明確な証拠を示せ、アメリカの将兵が今日まで沖縄の女性を強姦した事実の人権問題をほっ被り、日本も戦後の米兵の犯罪もあったはず、当時日本はアメリカ兵に対し法的措置を高ずることは出来なかった。要するにアメリカのやりたいほうだいだった。之を提起しアメリカに対し謝罪を求めるべし、 ...続きを見る |
小山内翔龍のつれづれ俳日記帳 2007/07/31 16:27 |
米国「謝罪要求ビジネス」
ランキング(政治)に参加中 恥を知るべき、米国下院議会 米下院、慰安婦決議を採択=本会議で初日本に謝罪要求−安倍政権に打撃 【ワシントン30日時事】米下院は30日午後(日本時間31日未明)の本会議で、従軍慰安& ...続きを見る |
博士の独り言 2007/08/01 00:51 |
米媒体で読むポスト選挙の安倍政権
||| ポスト選挙の安倍政権、閣僚再編でスタート |||「経済再建と憲法改正を果たす、内閣再編成と党幹部人事の刷新」 安倍首相「権力の空白期間」出現を怖れ、退陣要求コールを拒否 ...続きを見る |
米流時評 2007/08/01 10:10 |
あほくさ!とんだ茶番「米下院慰安婦決議採択」
この時事通信および共同通信の短信記事では,なんかものすごいことが起こったように書かれています。 しかし,「下院定数435のうち本会議場にいた【約10人】の議員から意義は出ず可決された」って,オイ! ...続きを見る |
D.D.のたわごと 2007/08/01 12:08 |
慰安婦10人決議の腰砕け…火の粉煽る反日放火魔
遂にホンダ決議が本会議で採択。大論争の大団円は意外にも出席者10人…だが初決議に至った米議会の罪は深い。そして遠い火の粉を使って大火を招く反日放火魔が問題だ。 ...続きを見る |
東アジア黙示録 2007/08/01 22:10 |
慰安婦非難決議・・・10名決議を報道しないTV局
すでに多くのブロガーの方々が扱っておられる問題である。 詳細はそれらのブログエントリを見ていただきたい。 今日は四時から起きて、日テレの「おはよん」と、みのもんた不在のTBS「朝ズバ!」をチェックしたのだが、どちらも今回の米国下院の慰安婦非難決議案が、 たった10名 での採決だったこと触れていなかった。 筆者が目を放した隙に、3秒くらいで伝えたのなら話は別だが。 フジTVは途中から見たので定かでない。 テレ朝も途中からなので定かでないが、まあ、ここは無理だろう。 ペロシ下院議長による、「日本は友... ...続きを見る |
東洋の魔笛 2007/08/03 11:52 |
日本メディアが伝えなかったもの―日独首脳会談について
日独両国のメディアとも、今回のメルケル首相訪日を、日独友好の再確認という観点か ...続きを見る |
欧州より 2007/09/01 17:02 |
謎の中国系実業家、ホンダ氏にも献金 ウォールストリート・ジャーナル記事の全訳
マイク・ホンダ議員が犯罪歴のある中国系実業家から献金を受け取っていたニュースがウォールストリート・ジャーナルとロサンゼルスタイムズで報じられています。 ...続きを見る |
Red Fox 2007/09/02 15:26 |
映画『南京』のプロデューサーのブログにコメントしたら中国で新聞記事になりました
テッド・レオンシス氏 (2007.7.4 北京)(Photo: Reuters) アイリス・チャンの『レイプ・オブ南京』を下敷きに、米AOLの副会長テッド・レオンシス氏が200万ドルの私財を投じて制作した映画『南京』が7月上旬に中国で公開された ...続きを見る |
Red Fox 2007/09/05 07:36 |
図に乗る「韓国」
政府、外務省は反駁すべき「性的奴隷」への賠償請求運動 ますます図に乗る韓国と広がる虚構 日本軍の性的奴隷に関する世界会議へようこそ 勇気と生存者の努力を尊重するカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)キャンパ& ...続きを見る |
博士の独り言 2007/09/05 21:39 |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|---|
>多額の広告費は、ロビー活動にまわすべきでした。 |
通りすがり 2007/08/01 16:04 |
つづき |
通りすがり 2007/08/01 16:05 |
つづき |
通りすがり 2007/08/01 16:12 |
通りすがりさん> |
新快速 播州赤穂行き 2007/08/01 17:53 |
新快速 播州赤穂行きさん、おはようございます。TBどうもありがとうございました。 |
寛斗 2007/09/01 17:23 |
古森さんのブログのTBからやってきました。 |
@隼人正 2007/09/01 22:59 |
寛斗さん> |
新快速 播州赤穂行き 2007/09/02 13:53 |
@隼人正 さん> |
新快速 播州赤穂行き 2007/09/02 13:57 |
RedFoxさんから来ました |
ねねこ 2007/09/04 12:05 |
ねねこさん> |
新快速 播州赤穂行き 2007/09/04 12:33 |
トラックバックありがとうございました。すいません経済エントリーは守備範囲外で、ろくなコメントが出来ないので、ROMオンリーになってますw。 |
文太 2007/09/05 07:49 |
で、例の中国人実業家の献金額など見てるとそれぞれは意外と小額なんですが、アメリカの場合はとにかく「スポンサーを探すのが全業務量の半分は占める」と揶揄される位、とにかく金集めに相当時間を取られる面があって(例えば大学の学長の仕事の殆どは寄付者集めだったりします)、そういう国だから結局こういう構図が成立してしまうのかなと言う印象です。 |
文太 2007/09/05 07:51 |
文太さん> |
新快速 播州赤穂行き 2007/09/05 08:43 |
(続き) |
新快速 播州赤穂行き 2007/09/05 08:44 |
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