途転の力学

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help リーダーに追加 RSS 北朝鮮問題もう一つのシナリオ(日本が孤立しない可能性:後編)

<<   作成日時 : 2007/07/17 10:12   >>

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<北朝鮮は一枚岩ではない>


同じことは北朝鮮にも言えるのではないかという読みはどうか。


つまり、資金提供の見返りに核施設はいったん「停止」するけど、
和平プロセスまで飲んだ覚えはない。


自分の身の安全を保証してくれるならまだしも、
普通に考えれば、
「朝鮮半島統一シナリオ=金正日政権転覆」
と考えるのが自然だろう。


IAEA査察団の訪朝中にミサイルをぶっ放した事件は、
その意思表示だったのかもしれない。

【参考】北、弾道ミサイル3発発射 「微妙な時期」米非難
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/america/59626/


いや、けどこれは違うな。
おそらく和平プロセスの話は米朝間の直接交渉で話題になっている
はずだから、金正日の身の安全に関してはギャランティーを
得ていると考えるのが自然だろう。


多分彼自身はどこかに亡命して国を明け渡す覚悟が
出来ているんじゃないかなあ、
ということは、彼自身は「反中国」の立場にいる
と考えるのは深読みし過ぎ??


となるとこっちの見方かな。


もう一つミサイル発射事件の原因として考えられるのは、
実は、金正日が北朝鮮軍部を掌握しきれていないからではないか
という見方。


これに関しては「東アジア黙示録」さんが非常に鋭い分析を
されていますので、是非ご一読を。

【参考】朝鮮人民軍 存亡の危機…対米正常化を阻む勢力(東アジア黙示録)
http://dogma.at.webry.info/200706/article_21.html


要約すると、軍部は危機があってこそ存在感が誇示できる。
それが和平プロセスに入ってしまうと、影響力低下が必至となる。
だから、軍部はこのシナリオに反対なのだ。


そして、その軍部を首領様が掌握しきれていないので、
すごいタイミングでミサイルをぶっ放したりするわけだ。
北朝鮮軍部にとっても「現状維持」が望ましいのだ。


ということは、軍部の後ろには中国がいそうな気がするのは
深読みし過ぎ??
少なくとも、北朝鮮は一枚岩ではないように見える。


以上を踏まえてこの不可解な提案を考えてみます。

【参考】北朝鮮が米朝軍事会談提案(iza)
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/korea/65081/


これは誰の意志なのか、そしてその目的は何なのか。
それは「中国」に対する「Help Me」なのか。
それとも「軍部」に対する「Help Me」なのか。


少なくとも、北朝鮮は米国に「Help me」状態。
最近の一連の流れから、米朝は「対立」から「融和」に
完全に関係が変わったことがわかります。






<実は「日中vs米朝」なのかもしれない>


以上を踏まえると、韓国・ロシアはとりあえず置いておいて、
少なくとも中国は、この米国主導のシナリオには
表向きは別として、「ホンネ」は乗り気ではない可能性が高い。


ということは、


米国の思わぬ先走りによって、
実は、日中の利害が一致してしまった状況になっている


とは考えられはしないでしょうか。


マスコミがはやし立てるように、必ずしも日本が孤立すると
考えるのは早計かもしれません。


どっちのシナリオのなるのかはわかりませんが、
こういう利害関係も踏まえたうえで、
明日以降の動きを見ていこうと思います。



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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちは。
なかなか興味深い論理的仮説ですね。
以前私のエントリでメルマガ「アカシックレコード」の「中朝戦争」につて扱ったことがあり、これによると、中朝戦争が2012年中かそれ以前に起こるというものです。作者の佐々木敏氏によると、安倍総理は中国側の味方、つまり、中朝戦争反対派で、福田康夫氏は賛成派だということです。
他の保守系ブロガーの方には、「その論はサヨクの巧みな保守分裂工作だ」と指摘されたのですが、貴君の仮説が類似していたので、TBさせていただきます。
ナルト
2007/07/17 14:56
ナルトさん>
コメントありがとうございます。TB頂いた中朝開戦の記事、拝見させて頂きました。北朝鮮の仮想敵国が実は「中国」というのは妙に納得しました。金正日からしてみれば「援助」はほしいけど「支配」はされたくないでしょうから、そのための備えが必要だったということなのでしょうか。ということは、日中が現状維持を志向するとしても、その目的は全然違っていて、日本は拉致問題進展が目的だし、中国は現状のまま北朝鮮の自然崩壊を待って無血で北朝鮮を手に入れるというもっと恐ろしい意図を持っているのかもしれませんね。もしかしたら米国はそのことがわかっていて、急に「和平プロセス」を持ち出して来たのかもしれません。色々想像が膨らみ、大変勉強になりました。
新快速 播州赤穂行き
2007/07/17 15:17

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