|
<日本にとって最大の安全保障対策は何か> 今回が本当に最終回です。 (本シリーズのこれまでの記事) http://keyboo.at.webry.info/200707/article_5.html http://keyboo.at.webry.info/200707/article_6.html http://keyboo.at.webry.info/200707/article_7.html http://keyboo.at.webry.info/200707/article_8.html http://keyboo.at.webry.info/200707/article_9.html 前回は生活物資やエネルギーの大半を輸入でまかなっている日本が いくら軍備増強をしても限界がある。 だから、外交的に孤立は絶対に避けなければならず、 協調路線を敷いて、嫌いな国とも「戦略的に」付き合っていかざるを得ない と述べました。 しかし、一方で力が全ての国際社会においては いくら是々非々の点から正しいことを言っても、 「ドラえもんのいないのび太」の言うことは誰も聞かないので、 ある程度の「力(=軍事力)」を持つことも必要である、 とも考えています。 これは「日米同盟」が仮に瓦解する可能性を考慮すれば当然でしょう。 完全非武装もありえないし、 他国との対話を無視した完全武装路線まっしぐらもありえない。 要は「バランスが大事」ということでしょうね。 では、他国と「戦略的に」付き合っていく上で重要なことは何か。 それは他国から見て、日本が必要であると認識してもらうことです。 では、日本が他国から必要としてもらえるために必要なことは何か。 それは 「カネ」と「技術力」、そして「魅力的な投資機会の提供」 です。 最近は東芝さんの活躍が目覚しいですが、 日本の原子力技術・環境技術は環境問題を劇的に改善する 可能性を秘めており、引いては資源争奪に起因する地政学リスクの低減にも 大きく貢献する可能性を持っているのです。 その技術は、反日感情の著しい中国も喉から手が出るほど欲しているはずです。 【参考】日本の原子力発電技術が「世界平和」をもたらす可能性(過去記事) http://keyboo.at.webry.info/200705/article_23.html 次に「カネ」。 日本の「カネ」も日本の国益に適うよう「戦略的に」使うべきです。 国民の大事な税金を使っているわけですから、 「人道的」という美名の元に、何の見返りのない資金提供は意味がありません。 日本の味方になってくれる国に、あるいはこれから日本の味方に なってくれる国に対して有効的に使うべきだと思います。 それは、国民の生命と財産を守るためです。 「カネ」の使い方でもうひとつ。 それは「プロパガンダ」の強化です。 是々非々を言っていれば世論が味方になってくれるほど 国際社会は甘い世界ではありません。 ボスニア紛争で国際世論を反ミロシェビッチに傾けさせたのは 『真実』ではなく、何と広告代理店による『世論誘導』だったです。 【参考】国際世論を操る広告代理店(国際派日本人養成講座) http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jogdb_h19/jog490.html つまり、是々非々とは別に(本当の真実とはなかなかわからないもの) 世論の是々非々の「判断」は作られるものなのです。 逆に言うと、そのくらい「プロパガンダ」活動は大事であるということです。 先の従軍慰安婦の問題も、中国系反日団体のロビー活動と 政府を挙げてのプロパガンダが功を奏した結果です。 この分野は日本は非常に苦手としているところでしょう。 【参考】慰安婦決議案 米下院委が可決 中国系反日団体が圧力(産経) http://www.sankei.co.jp/kokusai/usa/070628/usa070628002.htm 日本も「電通」や「博報堂」のような素晴らしい広告代理店を 持っているわけですから、もっと日本のことを海外に発信していくことに 「カネ」をかけるべきではないでしょうか(ロビー活動や宣伝)。 「憲法改正」=「軍国主義化」と考えている国は中国・韓国以外に あるかもしれません。それに対して「そうではない」という 日本の立場・考えを納得してもらえるように「プロパガンダ」する。 これは日本を孤立化させないためにも、言質をとられないためにも 必要な施策だと思います。 最後に「魅力的な投資機会の提供」。 前回の記事で、グローバルに活動する企業家や投資家が 政治家のパトロンとなって、外交政策や地政学的動向に 大きな影響を与えていると述べました。 【参考】「2010年憲法改正」の意図は何か(日米安保シミュレーション:その4) http://keyboo.at.webry.info/200707/article_8.html もし日本が彼らに魅力的な投資機会を提供し、 海外から投資資金が流入してくれば(固定資産であればなお望ましい)、 当然彼らにとっては日本が戦争状態になってくれるのは 望ましくなくなるわけですから、それだけ日本の安全性は高まる と考えられるのではないでしょうか。 日本の味方になってくれる人が増え、 かつ日本が戦争状態になることによって困る人が増えること、 つまり、世界的なネットワークを構築し、 日本と利害関係でつながっている人を増やすことが、 実は最大の安全保障対策になるのではないか。 という、私なりの示唆を得たことで、 今回のシリーズは幕を閉じさせて頂きたいと思います。 最初から読んで下さった方は、 長い間お付き合い頂きまして、ありがとうございました。 ←あなたのお役に立てたらクリックしてください(ご参考) 「世界情勢」をもっと深く知りたい方におすすめの本
|
| << 前記事(2007/07/09) | トップへ | 後記事(2007/07/17)>> |
| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
|---|---|
自分に素直な投票を可能にするアイテム〜えらぼーと
参議院選がスタートしました。 ...続きを見る |
津久井進の弁護士ノート 2007/07/13 07:18 |
私の核保有論PART2.5 − saratoma氏の反論に応えて
ブログ「 のんきな日本人 」のsaratoma氏の8月8日のエントリ「 遅ればせながらナルトさんにちょっとだけ反論してみる 」にお応えしたいと思う。 最近更新もままならず、ずっと気になっていたのだが、やっとお応えのエントリがかける余裕が出てきた。 saratoma氏は「反論」という表現をされているが、「ちょっとだけ」という別の表現にもあるように、根本的な反論ではない。 筆者の説明不足な点を疑問形で指摘されていると言ったほうが近いかもしれない。 筆者の一連の核保有論の要諦は、 (1)米国の核の傘は... ...続きを見る |
東洋の魔笛 2007/08/23 11:18 |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|---|
電通には創価学会勢力が多く入っていると聞きましたが・・・? |
mamachu 2007/07/12 15:38 |
調べてみないと確証は持てませんが、芸能・メディアに近い業界なので、もしかしたらそういう構図になっているのかもしれませんね。その点は気づきませんでした。 |
新快速 播州赤穂行き 2007/07/13 21:08 |
新快速 播州赤穂行きさん、こんばんは。 |
ナルト 2007/07/18 18:35 |
(つづき) |
ナルト 2007/07/18 18:35 |
ナルトさん> |
新快速 播州赤穂行き 2007/07/18 23:12 |
(続き) |
新快速 播州赤穂行き 2007/07/18 23:13 |
新快速 播州赤穂行き さん、こんにちは。 |
ナルト 2007/08/23 11:17 |
(つづき) |
ナルト 2007/08/23 11:17 |
ナルトさん> |
新快速 播州赤穂行き 2007/08/23 19:50 |
(続き) |
新快速 播州赤穂行き 2007/08/23 19:50 |
| << 前記事(2007/07/09) | トップへ | 後記事(2007/07/17)>> |